2017-04-30

連休中の診療

昨日、今日と、良いお天気に恵まれましたね。
私も昨日は休診だったため、家庭菜園のハーブの苗と医院の花壇用の花の苗を買いました。セーターを洗ったり、冬物をクリーニングに出したりと、衣替えも完了しました。愛車(ベンツ)の点検とオイル交換も済ませました。以前からの懸案事項だった課題が解決し、一段落しました。

ゴールデンウイークは、年間で最も過ごしやすい季節です。旅行に出かけられる方も多いことでしょう。
当院の診療はカレンダー通り、5月3~5日の祝日3日間は休診にさせて頂きます。1日、2日は通常通り診療いたします。

ところで、この1週間は昼間は暖かいのに朝晩には冷たい風が吹いて、気温の日格差がありましたね。私は先週の月曜日の夜に風邪をひいてしまい、やっと回復してきました。(ブログを更新する気になりました。)ここ数年間風邪をひくことはなかったのに、しかもこの時期に風邪をひくなんて、私にとっては珍しいことでした。
季節の変わり目は、油断できませんね。どうか皆さまもお気を付けください。

2017-04-24

神戸での学会

今回の臨床皮膚科医会で、印象的だったトピックを挙げてみます。

1、乾癬の新しい戦略、経口PDE4阻害剤。副作用が少なく血液検査が不要で、光線療法との併用も可能。便秘症の人はお通じが良くなり(下痢することもあり)、メタボの人は体重が減少傾向になります。ただし最大の欠点は薬価代が高いことです。立ち位置は、副作用のためチガソンやシクロスポリンが使えない中等度以上の乾癬に適応がありそうです。私は個人的には、患者さんの負担は安いが一番とコスパを重視しますので、症例数は限定されると考えます。

2、爪甲こう弯症の対処法。高齢者が何年も爪を切らず爪が厚くなり反り返り、皮膚に刺さる症例をよく見かけます。認知症や要介護者の方に多いです。尿素軟膏でふやかして、爪切りやニッパーで切るのを勧めていますが、いっそのこと抜爪してしまって、その後爪甲先端隆起部を布製テープでテーピングする方法が紹介されました。自分でテーピングが出来そうな症例を選んで、試みてみます。

3、マイクロ注射針の3本針を用いた腋窩多汗症の治療。34ゲージ2.5㎜の針が3本付いていて、ワンプッシュで3か所に均一の深さで注入されます。患者さんの痛みも少なくて、施術時間も1/3に短縮されるので、導入を検討してみます。

4、てこずるイボの治療。足底イボの結節型に対しては、局麻後くりぬいて電気メスで止血し、縫合はせずに自然上皮化を待つ、という「いぼはぎ法」が紹介されました。特殊な薬剤を用いた方法ではモノクロロ酢酸やグルタルアルデヒド(サイデックス)の塗布が紹介されましたが、副作用のリスクもあるため症例を選ぶ必要があります。
扁平疣贅に対しては漢方薬に加え、尿素軟膏の外用も有効だそうです。
イボ名人も、私と同様にやはり苦労していることが良く分かりました。

さて懇親会では、待望のアトラクションがありました。宝塚とOSKのOGからなるレヴューユニット「夢組」の華麗なショーでした。ハウステンボス歌劇団の振付もされている、はやみ甲さんがプロデュースされています。トップスターは、元宝塚の鳴海じゅんさんです。
私は最前列でしゃがんで観ていましたが、じゅんさんがステージから降りて来て握手をしてくださいました。私は舞い上がらんばかりに感動しました。
懇親会の司会をしてくださったのは、神戸の渡辺先生です。プロの司会者のように上手でした。以前に柏にも講演会に来てくださいました。
公演後に、渡辺先生が「出演者の皆様は、衣装を自ら手作りされています。舞台人でありながら、衣装のデザイン縫製もされています。素晴らしいですね。」と紹介されていました。立派です。
今回の神戸での学会は、本当に楽しくてためになりました。

2017-04-23

神戸観光

一昨日は、ホテル・ラ・スイート神戸ハーバーランドに泊まりました。ゴージャスなホテルで夜はジャズ、朝はスパで優雅に過ごしました。
昨日のチェックアウト後は、すぐ近くの神戸ポートタワーに行きました。ランドマークからの360度パノラマは絶景でした。
観光バスに乗り学会会場ANAクラウンプラザホテルに向かい、ランチョンセミナーに参加後は、午後からロープウェイに乗りハーブ園に行きました。
山の斜面に美しい庭園が造られ、季節の花が百花繚乱でした。どこを撮っても絵になります。
新郎新婦の撮影やTV局の撮影が行われていました。
広い園内を歩き回り、程よく運動した後は、夕方から学会会場に戻り、しっかり勉強しました。

2017-04-21

神戸に来ています

明日から2日間、土日にかけて、神戸で学会があります。学会参加のため両日とも、休診にさせて頂きます。ご不便をおかけしますが、何卒ご了承ください。
神戸市内のハーバーランドのホテルに泊まっています。夜景がきれいです。
明日から、しっかり勉強して来ます。

2017-04-20

乾癬治療アップデート

今晩は、柏市のセント・マーガレット・ウェディングにて柏市皮膚科懇話会がありました。
最近はクレストホテルの会場が抑えにくくなり、結婚式場での講演会が開催されるようになりましたが、パイプオルガンなど滅多にお目にかかれない代物やロマンティックな内装は私の好みで、むしろ満足です。
さて、今回は最新の乾癬治療の総論を拝聴しました。ステロイド剤とビタミンD3軟膏の配合剤が主流になりつつあるものの外用療法には限界があり、チガソンやシクロスポリンの併用療法あるいは光線療法を組み合わることが多いです。私もよく行います。副作用の発現に注意しながら、匙加減します。
近年では生物学的製剤も次々に登場し、従来の治療法が医師の経験と技量に左右されやすいのに対して、生物学的製剤は標準化されているため、医師の経験年数に無関係に一定の効果が出現します。
演者の先生は、乾癬の治療を戦国時代の戦法に譬えられ、従来療法が剣と弓ならば生物学的製剤は鉄砲に匹敵すると指摘されました。
さらに、生物学的製剤を戦国武将に譬えるならば、レミケードは織田信長、ヒュミラは豊臣秀吉、ステラーラは徳川家康、コセンティクスは毛利元就だと言われました。
おそらく演者の先生は乾癬の患者さんの治療に当たり、敵陣に攻め入る大将の気構えで戦に臨んでいらっしゃるのでしょう。あっぱれです。戦国オタクならではの考察に、敬服しました。
講演会終了後は、柏、我孫子の先生方と有意義な情報交換をしました。
会場内は至る所フォトジェニックで、素敵でした。

2017-04-16

初夏の陽気

この土日、2日間に渡って良く晴れて気温も高く、今日は初夏のようでした。衣替えもまだでしたので、朝の出勤前にクローゼットから大急ぎで服を引っ張り出しました。
今月は例年に比べて外来がずっとすいておりましたが、この2日間はやっと例年並みに回復したようでした。やはり皮膚科外来は、気温に相関して繁忙します。

この週末は珍しく講演会も学会もありませんでしたが、昨夜は某女子会がありました。8人の女子がスペイン料理のレストランで、食べて飲んでおしゃべりして、楽しい時間を過ごしました。
昼はバリバリ仕事をして、夕方からホットパワーヨガで良い汗をかくと、初夏の陽気も手伝い、その後の「水分補給」は美味しく進みます。
今週は講演会、会食、学会と連日予定が入っていますので、備えるため今日は安息日にしました。
さてと、今週も頑張ります。

2017-04-12

国立新美術館にて

今日は港区六本木にある国立新美術館に行きました。当院に通院されている患者さんから絵画の示現会展の鑑賞券を頂き、折角の機会でしたので行ってみました。

美術館に隣接する政策研究大学院大学では桜が満開で、背景の東京ミッドタウンが映えます。
草間彌生さんの展覧会も同時開催中でしたので、樹木も水玉模様で飾られていました。
展示室では撮影が許可されていましたので、お気に入りの作品を撮りました。巨匠の作品と遜色なく、素晴らしかったです。
私には絵の素養も美的センスもまったくないのですが、美しい芸術作品を鑑賞するのは大好きです。
ご招待してくださった方、ありがとうございました。お蔭様で楽しませて頂きました。

2017-04-09

ワキ汗対策のシーズンです

昨夜は御茶ノ水ソラシティにて湯島スキンケア研究会が開催され、多汗症の講演がありました。

腋窩多汗症に対してのボツリヌストキシン注射療法は全国的に広く行われるようになりましたが、都市部で症例数が多いようです。月ごとの統計では、最多は4月、次いで5月です。
当院でも同じ傾向です。1回の注射で約半年間は有効なのですが、ほとんどの患者さんは4~5月に受けられます。
片側の腋窩で約20か所打ちますので、疼痛対策として当院では、医療用バイブレーターを用います。微振動により疼痛が緩和されます。麻酔クリームは使用しませんので、来院されたら待機時間も必要とせず、すぐに施術できます。5分もかかりません。
今日も2人の患者さんが来院され、すいていましたので速やかに治療を受けられました。
当院での料金は、両わき24,000円(税別)です。ご希望の方は予約は不要で、直接ご来院ください。
講演会終了後は、ワインでほろ酔い。同期の女性の先生と千鳥ヶ淵でデートしました。ここは都内有数の桜の名所で、大変賑わっていました。ライトアップされた夜桜が、幻想的で美しかったです。

2017-04-03

エピデュオゲル使用のコツ

今晩は、ハート柏迎賓館にてエピデュオゲルwebライブセミナーがあり、シンガポールのAw先生の講演を拝聴しました。
シンガポールのざ瘡事情は、日本とほぼ同じのようでした。

ざ瘡の外用剤エピデュオゲルは、アダパレンとBPOの配合剤ではありますが、単剤を組み合わせるよりも相乗効果が高いとのことです。
ただし使用開始2週以内で乾燥、発赤、落屑、刺激感などの副作用が高頻度に生じやすいため、要注意です。この場合、一旦使用を中止して刺激症状が治まってから、「low and slow」で再開するのが望ましいと言われていました。ゆっくりと低用量に。具体的には、最初はエピデュオゲル外用後15~30分後に洗い落とし、その後しっかり保湿をします。これを連日ではなく、週に3回ほどから行います。あたかもケミカルピーリングのときのグリコール酸塗布の用法です。刺激症状の反応を見ながら、洗い流すまでの時間を徐々に延長し、最終的には通常通り一晩置きます。外用頻度も連日にしていきます。
ただしアレルギー性接触皮膚炎の場合は、外用再開は不可です。この見極めが難しいところです。

アダパレンもBPOも、面皰(毛穴のつまり)の治療剤ですので、炎症性ざ瘡が消失しても外用を続ける必要があります。
視聴者から「いつまで塗り続ける必要があるのか?」との質問があり、
「良い質問です。講演のたびに尋ねられます。エビデンスはないものの10年位は塗り続けた方が良いでしょう。」と回答されていました。
やはり継続は力です。
セミナー会場では、大きなテディベアがソファーにお座りしていました。
お弁当を頂きました。美味しかったです。(これにワインがあったらなあ~。)
結婚式場でのセミナーは珍しいです。

2017-04-02

国立劇場の桜

昨日は、ホテルグランドアーク半蔵門にて「手湿疹ガイドライン」についての講演会がありました。
手湿疹はcommon diseaseでありながら、最も完治が難しい皮膚病の一つです。汗、洗剤、金属、化学物質などの慢性の刺激に手が曝され、さらに軟膏を塗っても落ちやすく、悪条件が重なります。
一旦亀裂が入ると治りにくく、痛みのため日常生活に支障を来します。亀裂には、ステロイドのテープや市販のキズパワーパッド指用が有効です。
掌蹠膿疱症との鑑別が困難なケースもあります。いずれもステロイド軟膏で治療しますが、手湿疹でも難治例にはエキシマライトの照射が有効だそうです。
当院では掌蹠膿疱症に対して積極的にエキシマライトによる治療を行っていますが、今後は手湿疹にも試みたいと思います。


私は講演に先立って、会場隣の国立劇場の庭園で花見をしました。ここは桜の名所です。満開でした。雨が止み、花見をする人々で賑わっていました。