2016-11-14

秋は講演会続き

この土日は2日間とも都内で講演会がありました。秋の週末は学会や講演会が続きます。

土曜日は120人ほどの患者さんを診た後、大急ぎで日本橋の会場に向かいました。
下肢の循環障害について、皮膚科、血管外科、形成外科の先生方が講演されました。
静脈瘤症候群の一つであるsclerosing panniculitisあるいはstasis panniculitisの話題も出ました。
肥満した中高年の方で、下腿の一部で発赤腫脹、疼痛を認め、丹毒や結節性紅斑に類似しますが、検査ではCRP陰性です。静脈瘤の存在が明らかでないこともありますが、検査で動静脈瘻を認めることもあるそうです。
プレドニンは有効ではありますが、高脂血症や糖尿病などのメタボリック症候群を合併していることが多いため、長期服用は難しいです。
治療は、急性期には入院の上、下肢の挙上安静、弾性ストッキングの着用が有効です。退院後も弾性ストッキングあるいは弾性包帯の継続が必要です。
日々こういう症例を診ますが、肥満者はお腹が邪魔して手が届かずストッキングが履けない、足が重くて歩くのが億劫で運動不足、1日中椅子に座っていると益々浮腫は悪化、と中々良くなりません。減量が治療の第一歩だと思います。

昨日の日曜日は休診にさせて頂いて、品川にてキュテラ社主催のレーザーの講演会がありました。
当院でもタイタン(近赤外線治療器)とジェネシス(ロングパルスNd:YAGの中空照射)が活躍しています。
K先生の講演より・・・
きれいになりたい、という患者さんのニーズに応えるため、まずはIPL(光治療)で表皮の色素性病変(シミ)を改善させてから、次にジェネシスを用いて真皮を狙い、小皺、毛穴、ニキビ跡の治療を行うと、患者さんの満足度が上がる。ジェネシスで肝斑が悪化することはないとのこと。

T先生の講演より・・・
タイタンは真皮のコラーゲンとエラスチンの両方を増生させ、シワとタルミを改善させる。ベクトラという3D画像を用いて、治療の効果が客観的に評価できる。驚いたことに、正常の細胞には影響しないものの、タイタンは癌細胞に特異的にapotosisを誘導し破壊させる。癌の治療への応用も期待される。

タイタンもジェネシスも、照射直後のエンドポイントも見えずダウンタイムもなく、効果の実感は個人差があります。それでも数年リピートすることにより、肌の状態を若く美しく保つことができます。長期に渡ってメンテナンスするのに適した治療です。

両日とも美味しいビュッフェ料理を頂きました。ためになる勉強もさせて頂いた上、ご馳走様でした。



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