2016-10-27

イボへのレーザー治療のご案内

当院で行っているイボの治療のご案内です。
原則は、保険診療で認められている液体窒素療法です。治療後に水疱や血疱になり痂疲化して脱落しますが、1回の治療では完治せず、2週間間隔で処置を続け、3~6か月間ほどかかります。足底などでは治癒までに、1年以上あるいは数年かかることも稀ではありません。
角化肥厚が顕著な場合は、20%サリチル酸ワセリン軟膏の外用を併用します。

以上の治療で治らない場合は、ロングパルスNd:YAGレーザーを用いた治療を行います。
当ブログでも2013年4月22日に「イボに対するロングパルスNd:YAGレーザー治療」として記事にしました。
半年以上、液体窒素療法を続けても治癒しない症例で、削ると出血する毛細血管に富んだイボが適応です。
あるいは、既に他院で治療治療を受け、当ブログを読みレーザーをご希望される場合は、初診時から行います。

施術当日はイボを削ってから、必要に応じて麻酔クリームを外用後、ラップで覆います。
1時間後にYAGレーザーを照射します。設定は3mmレンズ、パルス幅20ms、出力190Jです。
麻酔を塗っているとはいえ、照射の瞬間の熱痛さはありますが、施術後は痛みません。液体窒素療法よりは、ずっと楽です。

最近の症例を供覧します。
両足底の30年来のイボにつき、昨年8月当院初診です。液体窒素療法を1年間で27回行いましたが、縮小はしたものの完治までは遠い道のりでした。
そこで、9月3日よりYAGレーザーの治療を開始しました。9月17日に2回目、10月1日に3回目を施術。10月16日の再診時には治癒していました。
1年かけて治らなかったイボが、レーザー3回で治ってしまったのには、患者さんも私も驚きました。
左足底治療前です。
同部位の治療後。
同じく左足の踵治療前です。初診時には踵全面がイボの局面でした。
同部位の治療後。最後の照射から2週間後なので、まだ若干痂疲が残っています。
右足の踵治療前です。
同部位の治療後です。
きれいな仕上がりで、瘢痕もありません。

レーザー療法は保険適用がありません。自費の治療です。
当院では大きさや数に関わらず、1回で10,000円の施術料です。麻酔クリーム代は別途1,000円です。
液体窒素との併用は混合診療に該当するため行いません。レーザー治療を続け完治に至らない場合、レーザー治療を一旦終了にして、液体窒素療法に戻ります。
主に土曜日、日曜日にイボの治療で通院されている保険3割負担の方に紹介させて頂いていますが、どなたでもご希望があれば治療いたしますので、ご相談ください。

2 件のコメント:

  1. 患者様、嬉しいでしょうね。良かったですね。

    返信削除
  2. 先生のブログ、いつも拝見させていただいております。
    イボについてですが、首やデコルテに出来る老人性のイボの治療も
    この治療のように液体窒素で治療するのでしょうか?
    またヨクイニンが効果があると言われていますが、
    皮膚科の先生から見て、実際のところどうなのでしょうか?
    もし機会があれば、こちらのテーマに挙げていただきたいです。

    返信削除