2016-10-17

靴による足のトラブル

先週末の土曜日、帝国ホテルにて、整形外科医塩之谷先生による「足のトラブルは靴で治そう」との講演会がありました。
先生は靴の先進国ドイツで学び「靴外来」を開設され、NHKなどに出演されご活躍中です。情熱とパワーに溢れたご講演でした。

靴が原因で生じた足のトラブルで受診される患者さんは多いです。外反母趾、第2足趾ハンマートゥ、胼胝、鶏眼、内反小趾、陥入爪、巻爪・・・。
一般用語ではありませんが、私は靴原病あるいはハイヒール病と呼んでいます。
外来受診される患者さんの靴を見れば、なるべくして発症したと思います。
先の細いハイヒール、つま先部分に余裕がなく足趾が圧迫されるような靴、足の甲が広く開き紐やストラップが付いていない靴、固定できず歩くたびに踵が脱げそうな靴、スリッパのように踵を踏んだ靴、柔らか過ぎて足を外力から守れない靴などなど。

最悪はクロックスです。
本来は船の甲板(デッキ)で使用するためのシューズです。水遊び用であり、街中を歩くための靴ではありません。
穴が開いているため、土砂や雨水が靴底に入り不潔になります。足の陥入爪から排膿した状態でも素足にクロックスで来院されますし、足のイボに液体窒素療法を受けている方が土砂だらけの足で診察台に乗ります。治療部位に土砂が着いてもまったく気にされていない様子です。お子さんの場合、両親もクロックスで来院されます。せめてお子さんには、きちんと靴を履かせてあげましょう。

外反母趾はハイヒールを履かなくても、たとえ草履でも、加齢により結合組織が緩むと中足骨が広がり発症してしまいます。中高年女性に多いです。
予防のために趾間に物を挟むと、第2足趾が脱臼することもあり、勧められません。
足のジャンケンもパーのみが有効で、グーとチョキは避けた方が良いそうです。

靴が原因で生じた足のトラブルは、インソールで解決します。
ただしトレーニングを受けた靴技術者が足を採寸、測定して作られたインソールです。
講演会終了後に、私も左右の足の測定をしてもらいました。私の場合、右足のみが軽い外反母趾で、土踏まずを支えるようなインソールを勧められました。
会社はインソールの専門店、楽歩堂さんです。本社は群馬県高崎市にあり、首都圏や全国主要都市に店舗が多数あります。代金は既成品は4,500円、オーダーメイドは15,000円です。
足にお悩みのある方、HPをご覧ください。「足のトラブルあれこれ」のページは参考になります。
主催の美肌カフェのチーフと。知的な美人です。
懇親会では、帝国ホテル特製の美肌に効く料理と美味しいワインを頂き、至福のひと時を過ごしました。やっぱり帝国ホテルの料理は最高です。
会場内では、18~20世紀初めの珍しい爪のお手入れキットが展示されていました。

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