2016-09-06

デュアック配合ゲルのかぶれ:その2

「デュアック かぶれ」で検索すると、5月26日の当ブログ「デュアック配合ゲルのかぶれ」がトップにヒットします。先刻それを知って驚きました。
今日、ある読者からコメントを頂きました。
「デュアック配合ゲルを使用したため、肌がブツブツデコボコになり、顔が真っ赤で痒くなってしまいました。
その後皮膚科へ行き保湿クリームとアレルギー用の飲み薬を頂きました。どのくらいでこの炎症は治りますか? 」
私は早速、その記事のコメント欄に回答いたしました。

実は、昨日も当院にデュアック配合ゲルでかぶれた患者さんが、来院されました。
その方は、昨年初診で1回のみベピオゲルを投与しましたが、かぶれませんでした。先週末9月3日に2回目の来院をされ、炎症所見が強かったためデュアック配合ゲルを初めて投与しました。外用して翌日には紅斑を生じ、昨日9月5日来院時には、直径1cm程の水疱が数個認められました。
あたかも頬に熱湯がかかって生じた、第2度熱傷に類似した所見でした。
他に併用薬はありませんので、デュアック配合ゲルが原因の接触皮膚炎と考えました。
ステロイド軟膏を外用の上、来週明けに再診して頂く予定です。きれいに治るように祈るような気持ちです。

折しもメーカーのMRが訪問しましたので、報告しました。
先日、発売1周年記念の講演会があったようですが、演者の先生方は「ニキビのある部分にポイントで塗る方法」を推奨したそうです。添付文書では、「ニキビのない部分にも広範囲に塗るように」とあります。現在もメーカーの公式HPにもそのように記載されています。
臨床試験の時よりも発売後の方が副作用の報告が多いからでしょうか?
2~4週間はポイントで塗って、副作用の有無を確認してから広範囲に塗るようにした方が安全だそうです。

ニキビは慢性の炎症性疾患です。現在の炎症性丘疹のみならず微小面皰の新生を抑える必要がありますので、広範囲な面で塗らないと目的を果たすことができません。
デュアック配合ゲルは2剤が配合されているので、医師側も説明の手間が省けて楽ですし、患者さん側も1日1回1種類を塗ればよいので楽です。この夏、私は初診の患者さんによく処方しました。
しかしながらニキビの外用剤の中では、かぶれを発症する頻度が最も多いです。

皮膚科を受診して出された薬で異常を生じたら、直ちに処方した医療機関を受診の上、指示を仰ぎましょう。有害事象が起こった場合には、処方医にフィードバックするのが適切です。

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