2016-05-30

取材に応えて

今日は「ドクターズ・ファイル」編集部、ライター、カメラマンのご一行が、取材にお越しなりました。関東の頼れる病院・クリニック・医師検索のサイトを運営しているそうです。 取材依頼のお話を頂いたときに、「私で良いのかしら?」とも思いましたが、ドクター探しをされている患者さんのお役に立てるならばと、快諾しました。(以前にも書きましたが、私は医院の宣伝広告費は一切かけない主義です。)

インタビューでは、経歴や診療内容、エピソードなどを話しました。何の準備もせず、その場で思いつくがまま、取り留めもなく語りました。一体どんな風に編集して記事にして下さるのか、興味深々です。

診察室、待合室、各種レーザー機器のある処置室なども撮影されていました。そして取材中の私も撮影されました。
実は今日は15時まで手術。一息ついて、大急ぎでコンタクトレンズをして、化粧もしました。メイク時間は10分です。
(いつもの仕事中はメガネに、たった3分のポイントメイクです。)
15:30の訪問予定のところを10分ほど早くお見えになり、鏡で仕上がりを確認する間もなく、大慌てで対応しました。
ある意味で、いつも時間に追われている素のままの私らしさが出て、良いかもしれません。プロのカメラマンが何枚も撮られていましたので、お任せでベストショットを選んで頂きます。
ご一行がお帰りになられてから、廊下で自撮りしました。時間があればもっと盛りたかったのですけれど・・・。
記事がインターネット上にアップされたら、お知らせします。

2016-05-29

初夏の華やぎ

今日は夏日で、街行く人々も半袖が多くなりました。日々天候が移りやすく、気温の日格差もあるため、毎朝、着る服に迷います。(元々手持ちの服が少ないため、何とか着回してしのいでいます。)
私は、今頃の5月下旬の気候が年間で最も好きです。梅雨入り前で晴天の日が多く、日没も遅いため、活動性も高まり気分も高揚します。
今日の夕方、帰宅してから自宅の花々を撮りました。ツツジが満開で、アジサイも開花しだしました。心が和み、華やぎます。

2016-05-26

デュアック配合ゲルのかぶれ

ニキビ治療の外用剤、デュアック配合ゲルが発売され、1周年を迎えようとしています。この薬剤は、古くからあるクリンダマイシンと、先行して発売された過酸化ベンゾイルの配合剤です。
発売当初、私は直感的に、「元々ある薬をなぜ混ぜて売るのかしら?2剤を重ねて塗れば済む話だし、冷蔵庫保存も手間がかかりそう。第一、副作用が起こった場合、どっちが原因なのかすぐには断定できず、治療の選択肢を2つとも失いかねない。」と思いました。
以前よりクリンダマイシンはキノロン系よりも耐性菌を生じやすいと言われていたため、私は、クリンダマイシンは好きではありませんでした。
ところが混んでいる外来診療では、配合剤1剤処方の場合、塗り方や順番などの患者さんへの説明の手間が省け、私自身が楽ができてしまうことに気付きました。昨年末より、炎症性ニキビによく処方するようになりました。

処方開始して半年たった今週、デュアック配合ゲルのアレルギー性接触皮膚炎の症例を経験しました。患者さんの同意を頂いたので、ブログで報告することにしました。
患者さんは5月12日に来院され、デュアック配合ゲルを投与しました。その3日後に口の周りに湿潤した紅斑を生じたため、刺激性皮膚炎と考え、そこの部位のみデュアック配合ゲルを中止してステロイド軟膏を外用するよう指示しました。ところが1週間後の22日には、顔全体に紅斑、丘疹、浸出液、浮腫が著明になったため来院。デュアック配合ゲルによるかぶれと診断し、直ちに使用を中止としました。そのときの臨床写真です。
左上腕屈側に、デュアック配合ゲルのパッチテストを行い、本日再診して頂きました。72時間後判定で陽性です。紅斑と小水疱まで認められます。
アレルギー性接触皮膚炎と診断しました。さらに、原因がクリンダマイシンか過酸化ベンゾイルか見極める必要がありますので、本日さらにクリンダマイシンのパッチテストを追加しました。

実は患者さんは明後日に結婚式を控えているそうです。それなのに、こんな事態になり本当に申し訳なく思います。
私が皮膚科医になって、ニキビの塗り薬が原因でこんなにひどいアレルギー性接触皮膚炎を生じた症例は初めてです。ディフェリンゲルやベピオゲルによる刺激性接触皮膚炎はたびたび経験しますが。
折しも日本皮膚科学会雑誌6月号が届き、ニキビ治療ガイドライン2016が発表されました。確かにデュアック配合ゲルは、推奨度Aで最上位に記載されています。今後も皮膚科医のみならず非皮膚科医の先生方も、デュアック配合ゲルを処方する機会が多くなることでしょう。
デュアック配合ゲルの接触皮膚炎の頻度は5%と、決して少なくはありません。ちなみにクリンダマイシンは1%、過酸化ベンゾイルは2.8%です。配合剤は倍の頻度でかぶれを起こします。
推奨度が高いから、副作用が少ないわけではありません。推奨度と安全性は相関しません。
薬剤を処方した医師は、患者さんを注意深く観察する必要があります。不測の事態に対しても、適切な処置をしなければなりません。そして患者さんも、異常を見つけたら直ちに処方した医師に相談しましょう。
クスリはリスク。絶対に安全というものは存在しません。

2016-05-25

ボストンvs柏

今月14日に、柏駅南口のDay Oneタワー3階にパレット柏がオープンしました。ここに柏市民ギャラリーが新装開館し、現在、摘水軒(てきすいけん)記念文化振興財団(地元の柏にあります)コレクション展が開催されています。今日、行って来ました。
「六大浮世絵師」と呼ばれる春信、清長、歌麿、写楽、北斎、広重の作品をはじめとする珠玉の肉筆浮世絵が展示されています。「六大浮世絵師」の作品全てを所蔵しているのは、ボストン美術館のほかには、摘水軒記念文化振興財団だけだそうです。
34点の作品が展示され、美人図が多かったです。国芳の三美人化粧の図では、上半身裸体の女性が描かれていますが、体型は直線的なずん胴に見えます。現代の美女とは趣きが異なりますが、艶めかしい色っぽさが表現されています。
最も目を引いたのは、作者不詳ながら上野浅草吉原図の屏風絵です。吉原の風物詩が微細に描かれ、興味をそそります。
色鮮やかな浮世絵にしばし、見入りました。柏にいながらボストン美術館級の美術作品を観ることができて感動しました。
肉筆浮世絵は今月30日までで、来月1~16日までは花鳥動物画に作品が入れ替えられます。開館時間は10~17時で、入場料は何と無料です。

2016-05-23

赤アザの治療

当院では単純性血管腫、苺状血管腫などの赤アザに対して、Vビームというレーザーを用いて治療を行っています。ちなみに昨日は4人の赤ちゃんに、今日は2人の赤ちゃんにVビーム治療を行いました。
赤アザの治療は、早いほど治りやすく治療期間も短くて済みます。当院では生後2か月頃より治療を開始します。もちろん健康保険も効きますので、市内在住であれば15歳までの小児は、負担額はゼロあるいは200円で済みます。
治療法は、あらかじめ麻酔クリームあるいは麻酔テープで前処置してから、施術時には赤ちゃんの目を保護し、看護師が動かないように抑えて照射します。数分で完了します。
麻酔が効いているので、痛みは感じません。(それでも赤ちゃんは皆、大泣きします。終わってお母さまに抱っこされると、安心して泣き止みます。)
治療直後は、血管が破壊されるため血液が漏れ紫斑になりますが、1~2週間で消えます。時に水疱や血疱になることもありますが、2~3週間ほどでカサブタがとれ、上皮化します。1回の治療で、赤みは薄くなりますが完治には至らず、3か月ごとに繰り返す必要があります。

苺状血管腫は、生後7~10日で発症し、1歳前後まで急速に増殖隆起する血管の腫瘍です。学童期8歳頃までに自然縮小しますが、完全に消えずに赤みやデコボコが残ることもあります。もの心がつく幼児期から学童期の多感な時期に、アザのために辛い体験をすると、たとえアザが消えても心に深い傷を負ってしまう恐れがあります。経過観察ではなく、一刻も早く治してあげた方が良いと考えます。

実は・・・
私の長女は、4歳の時に顔に白アザ(尋常性白斑)を生じました。今から21年前ですので、ナロウバンドもエキシマもなかった時代で、唯一の治療はPUVA療法でした。当時の私は病院勤務医で、平日に娘を治療してあげることもできず、苦肉の策として日曜日の休日出勤時についでに娘を連れて行き、私自身の手でPUVA療法を行いました。発症3か月以内に治療を開始したため、劇的に効きました。それでも病変の1割は残ってしまいました。
おそらく白斑のために、辛い思いをしたのでしょう。一時心が折れてしまったこともありましたが、立ち直りました。

たかがアザ、されどアザです。患者さんとご家族の心への影響を思うと、何とか治して差し上げたいという思いに駆られます。
昨日も今日も、大泣きする赤ちゃんたちに、1発1発祈るような思いでレーザー治療を行いました。

2016-05-18

あしかがフラワーパークにて

昨日は仕事が終わってから、鬼怒川温泉山楽に行きました。毎年訪れているお気に入りの宿で、温泉に浸かり美味しい料理を食べて、寛ぎました。
今日は、昨日と打って変わって爽やかな五月晴れになりました。絶好の行楽日和の中、あしかがフラワーパークに行きました。
目玉の紫藤は終わってしまいましたが、きばな藤とバラが満開で、可憐な花々も競演していました。花の色の配置が見事で、華麗な演出に感動しました。
どこを撮っても美しい絵になります。また別の季節に、是非訪れたいです。


2016-05-14

加速度トレーニング

ニュートンの第二法則の公式「重力F=質量m×加速度a」の原理により、運動時にかかる加速度を増やすことにより、より大きな重力をかけて筋力を鍛えることができます。
パワープレートというトレーニングマシーンは、前後・左右・上下の3次元の振動により、あらゆる方向から筋肉に負荷をかけることができます。今週、このマシーンを購入しました。パワープレートMy7です。
3年ほど前より、たびたび学会会場の企業展示ブースでパワープレートを体験し、興味を持っていました。医師でもある取締役社長の講演を聴いたり、著作物も読み、アクティヴ・エイジングを目指す会社の理念に賛同もしておりました。衝動買いではなく、機が熟しての購入でした。

タッチパネルの画面には、250以上のワークアウトがプログラムされており、インストラクターの動きを見ながらエクササイズを行えます。ストレッチ、トレーニング、リラクセーションが効率的に組み合わされ、10~15分程度の運動で、ジムでの1時間分の運動と同じ効果が期待できるそうです。忙しい人間には、うってつけです。

まだ3日目ですが、面白いです。私の場合、痩せたいのではなく、下肢特に大腿四頭筋の筋力強化が目標です。ロコモ対策に励み、健康寿命を延ばしたいです。
現在1週間のうち、ベリーダンスを2回、ホットヨガを2回、エアロサーキットを1回行っているので、それ以外の日は、必修にします。

2016-05-10

レーザー医学会認定医認定書

今日、私の手元に、日本レーザー医学会認定医の認定書が届きました。
昨年10月25日に試験を受け、12月に合格通知が届きました。合格率は76.9%だったようです。その後、評議員の先生に推薦のご署名を頂き、申請書類を提出して待つこと5か月。やっと認定書が届いて、ほっとしました。
指導医のいる指導施設(大学病院の皮膚科は、わずか4施設のみ)での研修経歴があれば、専門医の資格を申請できるのですが、そうでない場合、認定医に留まります。1種よりも2種の方が、経験年数も受講点数も多く必要です。私の場合、認定医2種です。
今回取得した認定書は、医院の待合室での掲示の予定もなくブログ限定の公開です。
私が取得した資格の内、皮膚科専門医とアレルギー専門医は院外への広告ができますが、抗加齢医学会専門医とレーザー医学会認定医は、広告はできません。ブログやホームページでの記載は許可されています。
今回限りのお知らせですが、認定医の名に恥じないよう、さらに質の高い診療ができるよう努力して参ります。

2016-05-05

連休後半

3日間の連休も今日でおしまいです。日差しが強い夏日でしたね。

私は3日の日は、帝国劇場にてミュージカル「1789 バスティーユの恋人たち」を観ました。
フランス革命を舞台にした恋物語です。悲劇を乗り越え最後は高らかに人権宣言を謳い、民衆の勝利で幕を閉じました。法の前の平等、思想や表現の自由などを掲げ、今日の日本国憲法で規定されている基本的人権の尊重、思想、信条、信教、言論、表現、学問の自由と重なります。奇しくも憲法記念日に、人類が血を流して勝ち取った人権思想の誕生劇を観ることが出来、感動しました。
4日の日は、前日の感動も冷めやらぬうちに、ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」のDVDを鑑賞しました。3年前に映画館で観て感動し、改めてDVDで観て感動が蘇ってきました。楽曲がどれも素晴らしく、一緒に口ずさんで楽しみました。
そして今日は、フィットネスクラブでヨガとダンスで汗を流しました。

休養の3日間でした。明日から厳しい現実が始まります。気持ちを切り替え頑張ります。

2016-05-03

連休前半

ゴールデンウイーク真っ只中です。いかがお過ごしでしょうか?好天に恵まれ、行楽日和が続きましたね。

私は暦通りに祝日のみ休みで、土日は通常通りに仕事しました。予想通り土、日、月曜日の3日間、大変混雑しました。
特に土曜日は、朝から電子カルテのサーバー機にトラブルが発生したため、定刻に診療が開始できず、10時10分頃に復旧し遅ればせながら診療を開始しました。この間、オンラインで100人以上の患者さんが受付を済まされ、お待ちになっていました。当初は復旧の目途が立たなかったため、半分近くの方がキャンセルされました。大変にご迷惑をおかけしました。
当てのない長い待ち時間の挙句、ようやく診察室に入られると、「お疲れ様です。大変でしたね。」と労いの言葉をかけてくださった男性の患者さんがいらっしゃいました。
一陣の爽やかな風に吹かれたかのように、心が癒されました。

電子カルテのサーバー故障は、開院以来今回で2回目でした。前回も旧ビルにいた数年前、4月の最終土曜日、ゴールデンウイーク直前の最繁忙期に起こりました。絶対に起こって欲しくなかった悪夢の再来に、私は疲労困憊してしまいました。今後はアクシデントが起こらないよう祈るばかりです。

さて、今日から3日間は私にとって待望のオフです。旅行にも行かず、ゆっくりと過ごします。
ここ数日ブログを更新する余裕がなかったのですが、先週金曜日には汐留で、高校時代のブラスバンド部の一級後輩がピアノのコンサートを開き、聴きに行きました。世界初のiPS細胞を用いた手術に成功した眼科医でもあり、天が二物を与えた天才です。素晴らしい演奏に感動し、その後は、打ち上げでプチ同窓会を開きました。
同級生の女子と久しぶりに会いました。お互いに「変わりないね。」と懐かしみました。近況を語り合い、楽しい時間を過ごしました。