2016-04-18

タクロリムス軟膏を使いこなす

先週木曜日に、柏市皮膚病診連携フォーラムがありました。アトピー性皮膚炎に対するタクロリムス軟膏の使い方のコツについての講演でした。演者は神奈川県で開業されている先生でした。
独自の使用法として、保湿剤との混合薬を紹介されていました。
タクロリムス軟膏の使用上限は1回5g、1日2回までと決められているため、もし全身に外用するならば、この量では足りません。しかもステロイド軟膏と比べ、後発品にせよ薬価が高いです。2倍希釈すれば、たっぷり外用できるメリットがあります。タクロリムス軟膏独特の刺激感を緩和する効果もあります。
最近は滅法お見かけしなくなりましたが、ステロイド軟膏拒否症の患者さんにはタクロリムス軟膏ならば、抵抗なく塗って頂けることがあるそうです。
ただし混合剤は顕微鏡下では、十分に攪拌しても分離しているのが観察されているそうです。肉眼的には、数か月後でも分離はしないとのこと。臨床的効果も落ちないそうです。

私自身は混合剤は一度も処方したことがなく、保湿剤を先に塗ってタクロリムス軟膏を塗るよう指示することが多いです。刺激が強くて中断せざるを得ない場合、混合剤も一つの選択肢と考えます。
情報交換会で、座長と演者の先生方と歓談しました。アルゼンチンの世界最南端の町を旅行したお話を伺いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿