2016-02-21

皮膚科学会東京支部2016

今日は、京王プラザホテルにて日本皮膚科学会東京支部の学術大会がありました。朝8時から14時半まで、ねっちりと聴講して参りました。一部を紹介します。

美容のシンポジウムでは、形成外科のエキスパートによるfillerの講演がありました。
美容外科治療においては、手術よりも侵襲の少ない非手術の施術が半数を超えています。世界的なトレンドのようです。
その代表がfillerであり、ヒアルロン酸、ハイドロキシアパタイト、PRP(自己多血小板血漿)があります。これらはシワを浅くするほかに、①ボリュームを補う、②リフトアップする、③パーツを美しく再建する、④脆弱になった組織をサポートする、といった効果があります。適切なfiller製剤を単独あるいは組み合わせて、適切な層に注入することが重要です。長期間注入を続けていると、真皮と脂肪組織の間にヒアルロン酸の層が形成されることがあるとの指摘は、興味深いです。
演者の先生によって選択する製剤も施術法も異なり、filler注入療法は術者の技量、経験、センスによって仕上がりに大きな差が出ます。手術と同様に、経験を積むほど上達しますので遣り甲斐があります。パラメータの適切な設定により一定の結果を期待できるレーザー治療とは、異なります。
国内でも一部の商品が厚労省で認可され、注入療法を始める皮膚科の先生が増えることになるでしょう。

ランチョンセミナーでは、ニキビ治療外用剤の適材適症について聴講しました。
この1年で新しい外用剤が3種ほど発売され、コンビネーションに迷うこともあります。私なりの結論は、
1、急性炎症期では、アダパレン+抗菌剤。
抗菌剤は、クリンダマイシンよりも(古くからある)ニューキノロンか(新発売の)キノロンの方が、耐性菌が少ないというデータがある。
2、維持期では、アダパレン+過酸化ベンゾイル(BPO)
いずれにしても、保湿剤との併用は欠かせません。

1日だけ出席しましたが、知識をアップデートできた充実した学会でした。
会場には、おしゃべりをする可愛いロボットpepperがいました。「ペッパー警部」の音楽で、キレのあるダンスを披露していました。彼とツーショットです。
ホテルのロビーでは、恒例の吊し雛が飾られていました。

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