2016-01-10

ニキビを悪化させる生活習慣

昨夜は、帝国ホテルで城東皮膚科女医会がありました。テーマはニキビとケロイドの治療で、お二方の先生が講演されました。
1演題目は、都内で開業されているベテランの先生によるニキビの講演でした。そのうちニキビを悪化させる生活習慣について紹介します。

1、不完全なメイク落としと不十分な洗顔。
演者の先生が患者さんに指導すると、「洗顔よりも睡眠時間を優先させています。」と開き直られることもしばしばとのこと。
2、慢性的な睡眠不足。
夜な夜なインターネット三昧など。
3、食生活の乱れ。
ファストフード、ジャンクフード、外食、スナック菓子、高脂肪の洋菓子の過剰摂取でニキビは悪化する。
ニキビを治すためには、ビタミンB2,B6,Cが含まれる食材、特に緑黄色野菜を豊富に摂ることが必要。
4、ストレス。
ニキビと抑鬱は相互関係があります。
5、ヘアスタイル
ニキビを頭髪で隠そうとするヘアスタイルの患者さんは多いです。診察室に入ってくる時も髪で顔を覆い隠し、マスクも外しません。前髪や横髪が当たる部位のニキビは治りにくいです。私も患者さんに髪を留めるように指導をしますが、従う方は半数以下です。まず治りませんね。演者の先生も同感のようでした。
6、喫煙はニキビを悪化させる。
毛細血管収縮による血行悪化、活性酸素が大量に発生、ビタミンCを大量に消費する、といった機序です。
7、顔を手で触る癖がある。
頬杖をついたり、ニキビを潰す自傷を続けると、いつまでも赤みはひかない。
8、入浴はシャワー浴のみでバスタブに漬からない。
胸や背中のニキビはシャワー浴のみでは治りません。顔のニキビもバスタブにゆっくり漬かった方が、スチーム効果で良くなります。ちなみにニキビの本態は毛包脂腺系でのアクネ桿菌の増殖ですので、皮膚の感染症にはお湯に漬けての洗浄が一番です。

私が日常診療で感じていることを代弁してくださり、我が意を得たりといった感じでした。薬物療法の前に、まず生活習慣の見直しが必要です。治りにくいニキビの患者さんには、生活習慣の指導が必要です。
2演題目の紹介は明日にします。会終了後の懇親会では、帝国ホテルの美味しい料理とワインを頂きました。
ホテルのロビーには、見事なバラのアレンジメントがありました。

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