2015-07-24

乾癬治療都市伝説

昨夜はクレストホテル柏にて、札幌皮膚科クリニック副院長 安部正敏先生による「アナタに伝えたい 乾癬治療都市伝説!」のご講演がありました。
私は、かねてより安部先生の大ファンでしたので、期待に胸膨らませて参加しました。お人柄を偲ばせる安部節は絶好調でした。今回は、アナライザーを用いた参加型の講演で面白かったです。
乾癬治療の一助として、一部を紹介します。

1、セヌール ユースキン製薬㈱製
手が届きにくい背中の軟膏処置をサポートする道具です。背中に孫の手のように使えます。今まで、一人暮らしの患者さんから度々ご質問を受けました。あったらいいな、こういうの、と思っていた商品です。希望小売価格350円ですが、ネット通販ではもっと安く購入できます。お試しください。

2、食事療法
乾癬の治療はメタボの治療と重なります。メタボの治療のためには、食事療法による適正体重の維持は必須です。
和食中心の食事。魚を食べる。禁煙とアルコールは控えめ。食物繊維を多く摂る。
アンチエイジングと全く同じ食生活を勧められていました。

人によっては、ダイエットに悪いと分かっちゃいるけれど、どうしてもこれだけはやめられない、という嗜好品がありますよね。ある意味で依存症です。たとえば菓子パン、焼き菓子、アイスクリームなどの糖質の多い食品。こうしたものを日常好んで口にする限り、まず減量は不可能です。そこで代替食品の紹介です。
ナチュラルローソンのブラン(ふすま)パンです。
ブラン(ふすま)は、食物繊維を含む小麦やお米の外皮です。ローソンのブランパンには米ブラン、オーツ麦ブランが入っているそうで、糖質が83%カットされカロリーも控えめです。
本来はパンよりも、大麦などを入れた雑穀米がお勧めです。最近はキヌアもブームになりつつあります。パン好きな方は、ブランパンを是非お試しください。

余談ですが、アイスクリーム好きな方には、低脂肪の無糖ヨーグルトにフルーツを入れたものがお勧めです。連日の暑さの中で口当たりの良いアイスクリームを食べ続けると、肥満まっしぐらです。
コンビニを賢く利用して、メタボ対策をしていきましょう。

3、配合剤への評価
演者の先生の愛犬が皮膚病になったので、獣医にかかったら、
「ステロイド剤、抗真菌剤、抗生物質の3剤を混ぜた軟膏を出しておきます。いずれかが効くでしょう。」
と言われ、激怒したそうです。診断ができないことを告白しているようなものです。
皮膚病の診断を確実にし、根拠があって配合剤を投与するのは正しいけれど、乾癬なのか湿疹なのか診断ができずに配合剤を投与するのは、いかがなものか?と言われていました。その通りだと思いました。

4、乾癬治療におけるアベノミクス3本の矢
生物学的製剤の使用に当たり、大学病院、一般病院、診療所の3つの医療機関で地域連携を強化する必要がある、と結論づけられていました。さすが安部先生です。ネーミングが見事です。

懇親会では、ご一緒に歓談し記念撮影させていただきました。楽しいお話をありがとうございました。

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