2015-04-30

夏来たり

今週は、4月と思えないくらいに暑かったですね。特に昨日と今日は夏日でした。昨日の休診日、私は冬のセーターを2回に分けて洗濯し、夏の普段着を買出しに行きました。扇風機も部屋に置きました。衣替えが完了しました。
さて先週末から連休前と相まって、急に外来が混んできました。真夏の最繁忙期に突入したかのようです。待ち時間が長くなり、大変お待たせしております。
暑くなりましたので、ワキ汗に対してのボツリヌストキシンの注射療法を希望されて来院される方が多くなりました。昨年の4~5月に注射を受けた方々が、今年もまたシーズン到来しましたのでリピートを希望されています。今注射すると、10月までワキ汗から解放されて快適に過ごせます。
連休突入までの2日間、混雑が予想されますので、是非アイチケットをご利用ください。

2015-04-25

連休直前の土曜日

今日は、ゴールデンウイーク直前の土曜日でした。毎年4月の第4土曜日は、年間で最も混雑する日の一つです。やはり予想通りでした。皮膚科の閑散期は昨日で終了したようです。ブログを読んで、もしかしたら空いている?と期待されて来られた方、お待たせして申し訳ありませんでした。

さて私は今日、診療終了後に神田駿河台に向かい、御茶ノ水乾癬勉強会に参加しました。福島県立医大の山本先生が「関節症性乾癬を正しく理解するためのポイント」を講演されました。
乾癬患者の約5%に関節炎を合併しており、類縁疾患との鑑別診断、病態、生物学的製剤を用いた治療法などにつき提示して頂きました。関節炎は進行性であり、関節の変形は不可逆的です。稀ながら、関節症状が先行し後から乾癬の発疹が発症することもあります。診察の際に詳細に問診し、爪の変形混濁や爪周囲や関節の腫脹の有無を確認し、早期診断と早期に治療介入することが大切です。

情報交換会ではワインと料理を頂き、タクシーで早目に帰宅しました。明日もおそらく忙しいことでしょう。

2015-04-22

ハナミズキ2015

今日は初夏のような気候で、爽やかな1日でした。自宅のハナミズキが開花しました。私はハナミズキが咲く頃の気候が最も好きで、毎年ブログに載せていました。今年も撮りました。
ついでにジューンベリーの白い花も撮りました。6月には真っ赤な実がなります。甘酸っぱくて美味しいです。
春は樹木の花が次々に咲き、楽しめます。

2015-04-20

フィギュアスケート国別対抗戦2015

国立代々木競技場で、4日間に渡って開催された世界フィギュアスケート国別対抗戦も今日で最終日。私は診療終了後にエキシビジョンを観に行きました。3年連続で観ており、4月の恒例行事になりつつあります。
ハイライトは日本のエース羽生結弦選手の演技でした。羽生選手がリンクに登場するや否や、場内からは「ゆづ~」という黄色い歓声と拍手。演目はソチ五輪でお馴染みの「パリの散歩道」でした。練習に練習を重ね、技術に磨きをかけ、ジャンプはすべて成功し、ソチ五輪を凌ぐ完璧な演技でした。場内は感動の渦に巻き込まれ、演技が終わるとスタンディングオベーションとアンコールの拍手喝采でした。私もしばし感動に浸っておりました。
なおリード・ペアの姉キャシー・リードが今日、引退を表明しました。現役最後の演技は、心を揺さぶられるようでした。長い間、本当にお疲れ様でした。
私は終始、オペラグラスでリンク上の選手を追い駆けるように観続けました。自宅でも4日間分を録画しました。夕食時にワインを飲みながら、録画をじっくり見るのが至福の楽しみです。
今日は次女と一緒でしたので、帰りに新宿伊勢丹のマクロビオティック・レストランで食事をしました。野菜と雑穀がメインのヘルシー料理で、美味しくて満足しました。

2015-04-16

4月は皮膚科の閑散期

新年度も始まり2週間たちました。春休み中は連日混雑しておりましたが、今月に入り平日も土日も空いております。今年は4月にしては陽射しのない寒い日々が続き、真冬よりも閑散としています。
本来ならば手術やレーザー治療は、後日の予約で行っておりますが、最近は当日に行うケースが多くなっています。遠方から来院される方や、貴重な休日を費やして来院された方には喜ばれます。

私のプライベートも、先月は娘の卒業式や旅行などで慌ただしかったため休診日がイレギュラーでしたが、今月は嵐が過ぎ去ったように平和です。ブログにも書いている通り講演会が多いだけで、概して穏やかな日々を送っております。今まで先送りしていた懸案事項や雑用を片づけたり、新しいことを始めたりしています。

嵐の前の静けさも、もう1週間ちょっとで終わることでしょう。来週末から連休前の混雑が始まります。今しばらくの充電期間です。
今日、診療終了後に花壇を撮りました。春の花々です。

2015-04-15

お通じの話

昨夜は、クレストホテル柏で東葛北部地区学術講演会がありました。横浜市大の中島先生による「慢性便秘症治療の新たな潮流」という特別講演がありました。専門外ではありますが大変に興味があり、講師の先生はご高名な先生でもありますので参加してみました。
慢性便秘症は全人口の14%が罹患しており、圧倒的に女性が多いのですが、高齢になるほどむしろ男性の方が多くなります。高齢化社会においては頻度の多い疾患です。

便秘の予防としては、まずは食物繊維の摂取とされています。1日に男性は20g、女性は18g以上必要で、キャベツなら1個、人参なら5本、生シイタケなら30個、リンゴなら6個、カボチャなら半分に相当します。結構な量になります。現代人の食生活は、食物繊維の摂取が不足しがちですので、努めて摂る必要があります。
排便時の理想的な姿勢は、前屈姿勢で脊椎と大腿骨の角度が35度だそうです。直腸肛門角が鈍化し、肛門括約筋が弛緩しやすくなります。日本古来の和式トイレでしゃがむ姿勢が最も望ましいのですが、洋式トイレなら足台を置いて前屈みになると良いそうです。

生活習慣でいろいろ努力しても便秘が改善されない場合は、薬物療法が必要です。
薬剤の選択は、①酸化マグネシウム、かあるいは新薬である②ルビプロストンのいずれかが推奨されます。
①は最も多く使用されていますが、高マグネシウム血症や徐脈などが起こることがあります。
②が新たな試みとして、使用法のコツを解説して頂きました。
一方、刺激性下剤は即効性はあるものの、耐性や習慣性が生じる可能性もあり、あくまで頓用の形が望ましいそうです。

便秘の治療のゴールは排便の回数ではなく、いいウンチ、すなわちバナナ状の便を出すことだそうです。刺激性下剤では泥状便や水様便になってしまいますが、ルビプロストンを服用した場合には、いいウンチが出るとのこと。目からウロコのお話でした。
ブリストル便形状スケールです。理想のいいウンチは、タイプ4のバナナ状の便です。
滅多に聴けないお通じの話を、プロ中のプロから聴くことができて、大変に勉強になりました。

2015-04-12

妖艶な男性ダンサー

昨夜は私がレッスンを受けているベリーダンスの先生が、都内のレストランでショーに出演されました。今回は、話題の男性ダンサーが出演されると聞き、楽しみにしておりました。店内は、ダンサーの生徒と思われる女性客ばかりで満員でした。私も同じクラスの方々とご一緒しました。
待望の男性ダンサーは高身長で腕と脚がスラリと長く、動きがダイナミックである一方、指先の細かい動きも繊細で美しく、女性以上に妖艶でした。「アタシよりキレイね。」と嫉妬したくなるほどでした。
踊り終えたところを休憩時間に撮らせて頂きました。
バック・ミュージシャンともノリノリで、ペア・ダンサーのつもりでポージング。
フィナーレはディスコタイムで盛り上がり、出演者の皆さまとご一緒に撮らせて頂きました。
チュニジアビールに白ワイン、ロゼワインと立て続けに頂き、酔いが回りご機嫌です。存分に楽しませて頂きました。

2015-04-10

ネオメドロールEE軟膏はかぶれる

敢えて商品名を冠したタイトルをつけました。これは皮膚科医にとっては最早、常識です。しかしながら皮膚科医以外の先生は、眼瞼の皮膚炎に対して未だにネオメドロールEE軟膏を処方される方もいらっしゃいます。

昨夜、クレストホテル柏で「抗菌外用剤と接触皮膚炎」の講演会がありました。私にとっては良く経験する事例ばかりで、目新しい知見はあまりなかったのですが、ネオメドロールEE軟膏のかぶれについては詳細な報告がありました。
眼瞼皮膚炎は、頻度の多い疾患です。マブタがかぶれて赤く痒くなる状態で、原因は化粧品やヘアダイ、スギ花粉などが多いです。メイクやクレンジングの習慣があるためか、女性に多いです。眼瞼の皮膚の炎症ですので、専門は皮膚科です。ネオメドロールEE軟膏は、ステロイドであるメチルプレドニゾロンと抗生剤であるフラジオマイシン硫酸塩の合剤ですので、ステロイドが効いて大半の症例は恙なく治癒しますが、中にはフラジオマイシンで感作が成立することもあります。するとネオメドロールEE軟膏を塗れば塗るほど眼瞼の皮膚炎は悪化します。
よくあるケースとして、スギ花粉皮膚炎でネオメドロールEE軟膏の外用を続けているうちにかぶれてしまい、スギのシーズンが過ぎ去ったにも関わらず、眼瞼に慢性湿疹が残ります。
この場合、ネオメドロールEE軟膏を中止して皮膚用のマイルドなステロイド軟膏を外用することにより、速やかに症状は改善します。

昨夜の講演で興味深かったのは、パッチテストの手技です。
1、ネオメドロールEE軟膏中のフラジオマイシン硫酸塩の濃度は0.35%であり、as is(製品)でパッチテストをしても陽性になる可能性は極めて低い。(ステロイドも入っていますしね。)
2、ジャパニーズ・スタンダードでは20%濃度のフラジオマイシンを推奨している。
3、判定は72時間では不十分で、1週間後に陽性反応が出てくることもある。

フラジオマイシンで感作が成立すると、同じアミノグリコシド系であるゲンタマイシンでも交叉することもあります。ただしゲンタマイシンによる感作率はフラジオマイシンと比較すると、非常に低いようです。
むやみに抗菌外用剤を皮膚に外用すると、感作される可能性があります。「アトピー性皮膚炎」や下腿の「うっ滞性皮膚炎」などの皮膚のバリア異常がある場合は、特に危険です。

眼瞼の皮膚炎に対して私は、マイルドな皮膚用のステロイド軟膏かタクロリムス軟膏を処方します。睫毛部に対してはプレドニン眼軟膏です。
皮膚科医になって30年たちましたが、この20年間はネオメドロールEE軟膏を処方しておりません。ネオメドロールEE軟膏は、1本3gと小型の使い切りサイズで、軟膏基剤の使用感も悪くありません。惜しむらくはフラジオマイシン硫酸塩が入っていることです。シンプルにメチルプレドニゾロン眼軟膏であったら、私も処方したと思います。

2015-04-09

フレッシュマンにエール

駅構内や車内では、真新しいスーツに身を包んだ新社会人をよく見かけます。学生さんの新学期も始まり、朝の通勤時間帯は混雑しているように思えます。
新社会人の方々は入社して1週間たちましたが、緊張の連続だったのではないでしょうか。この1週間は気温も乱高下しましたので、体調も崩れやすいです。疲労回復のためには良質な睡眠が一番です。健康管理に留意して、お仕事に励んでください。

ところで長女も、ある市中病院で臨床研修が始まりました。300床ほどの中規模病院ですが、私にとっては未知の病院でしたので、気になって先月の卒業式の前日に、こっそりと病院を見に行って参りました。滞在したのはわずか30分でしたが、色々な情報が入り興味深かったです。掲示物の中では、「ハラスメント注意報」が目を引きました。
「現在、医療現場で暴力事件、セクハラ事件が多発しています。それにより職員が疲弊し、良好な医療の提供が難しくなっています。」
「暴力事件、セクハラが生じた場合、スタッフがブザーを鳴らさせていただくことがございますが、ご理解のほどお願いいたします。」
と記載されていました。おそらく実際にブザーを押したり通報したケースはまずないのでしょうけれど、掲示することにより、ある程度の抑止効果は期待できます。医療現場では女性職員が多いだけに、病院側が職員を守ろうとする姿勢が覗えます。
長女は現在、循環器内科をローテート中です。先輩医師の先生方、看護師の方々、そして患者さんにも教えて頂いて、知識と技術を習得することになるでしょう。
ご指導、ご鞭撻、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、当院でも今春、新人事務員が入りました。先輩の手ほどきを受けながら頑張っておりますが、至らぬ点も多々あるかと思います。何卒ご容赦くださいませ。温かく見守りたいと思います。

2015-04-05

後楽園にて

昨日は東京ドームホテルにて、お二方の先生による講演会がありました。皮膚の保湿に関する興味深い講演でしたので、一部を紹介します。

特別講演1
・東京の湿度は、この100年間で低下し乾燥が強まっている。これがアトピー性皮膚炎の患者数の増加の一因ではないかと考えられる。
・マウスの実験系で、高湿度環境下のマウスは角質水分量が増え、さらに接触過敏反応は減弱する。感作時の湿度ではなく、誘発時の湿度が関与する。すなわちたとえ感作が成立しても、皮膚が保湿されていれば、かぶれの反応を抑制することができる。同様のことがアトピー性皮膚炎にも当てはまる。保湿によりTh1/Th2サイトカインの減少が認められた。遺伝よりも後天的環境により炎症をコントロールすることができる。

特別講演2
アトピー性皮膚炎発症予防に関する疫学的調査の論文がいくつか紹介されました。
・妊娠中と乳幼児期に食物や環境抗原を除去した介入を行っても、アトピー性皮膚炎の予防には無効であった。むしろ離乳食開始の時期が遅いほど発症率が高くなる。
・9~11月生まれの子供にアトピー性皮膚炎の発症率が高い。
・世界的にも、寒冷で日照時間の少ない暖房を使用する乾燥した地域での発症率が高い。
・健常新生児に、生下時より保湿剤を用いて全身に連日スキンケアをした群は、対照群と比べアトピー性皮膚炎の発症率は約半分に抑えることができた。
ちなみに海外のデータでは、保湿剤にセタフィル(当院でも好評発売中)を用いて対照群が43.4%に対して、介入群は21.8%。国内のデータでは、デューエを用いて対照群59.6%に対して、介入群は34.1%。

お二方の先生方のお話のまとめとして、スキンケアをすることによりアトピー性皮膚炎の発症を予防することができる、ということになります。私が日頃、診療に従事しながら感じていたことと一致しておりました。

さて講演会に先立ち、私は小石川後楽園を散策しました。会場から徒歩6~7分ほどです。ここを訪れたのは26年ぶりでした。名物の枝垂桜が見事で、今季最後の花見を楽しむ人々で賑わっていました。