2015-02-27

アサリ・ハマグリの冷凍保存

来週は桃の節句、雛祭りがあります。雛人形を飾り、ハマグリの潮汁を頂く習慣がありますね。ハマグリは何とも言えぬ美味しいだしが出ます。柚子や酢橘をちょっと添えるだけで、素人でも簡単に料亭の味を作ることができます。

アサリやハマグリを買って来ても、1~2人分の料理を作るには多すぎることがあります。あるいは安売りの日に買い置きして、保存しておきたいこともあります。こんな時は、冷凍保存ができます。
方法は、新鮮なうちに塩水につけて砂抜きします。その後、良く洗って水気を切り、フリーザーバッグに入れて冷凍庫に入れます。1か月くらいは保存できます。
使用時には自然解凍しないで、冷凍したまま鍋に入れて加熱します。しばらく加熱すると、貝はパックリ口を開きます。鮮度は保たれたままで美味しいです。ちなみに電子レンジは不可です。シジミなど他の二枚貝でも同様にできます。

私は先日、この方法でアクアパッツァを作りました。熱した鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて、そこに冷凍アサリを入れて加熱すると、ピチピチと音を立てて口が開きました。食欲をそそる匂いがたまりません。

アサリやハマグリはいずれも、ビタミンB12、鉄や亜鉛などのミネラル、タウリンなどのアミノ酸が含まれ、低脂肪高蛋白の食材です。貧血の改善にも有効ですので、女性の方にお勧めです。

2015-02-26

お気に入りの日本料理店

私は原則的には外食はしません。3食で野菜、海藻、大豆、魚をふんだんに摂取して、デザートや間食には果物、ヨーグルト、サツマイモ、粒あん入りの和菓子、ナッツ、高カカオ(ビター)チョコレート好みます。食材を自分で買って、好みの味付けで料理するのは苦になりません。塩分も控えめが好みですので、出来合いの総菜や弁当、加工食品を買って来て食べることはまずありません。味付けが濃いものは、口に合いませんので。

それでも、たまに外食すると美味しさに感動することがあります。私にとって数少ないお店に、今晩行ってきました。
柏駅西口にある「日本料理 丸山」です。30歳代のご夫婦で経営されている、こじんまりとしたお店です。治部煮が名物です。一品一品丁寧に作られ、感動があり、お勧めです。
お腹が満たされて店を出るときに、また来たいと思いました。

2015-02-23

第78回東京支部学術大会にて

先週末土曜日、日曜日と2日間に渡り、京王プラザホテルにて第78回東京支部学術大会がありました。今回の開催事務局は、東京医科歯科大学皮膚科です。私の出身医局です。医局出身の多数の先生方が、座長や演者として活躍されました。20年以上前に医局を離れると、自分の年代より10歳以上下の若い先生方はほとんど面識がなく、専ら同世代か先輩の先生方と交流することになります。登壇者は、私より若い先生方ばかりでした。それだけ自分が年を取ったのでしょう。隔世の感がします。

さて聴講した演題の中で、目新しいのは、マルホ㈱のランチョンセミナー「本邦のざ瘡治療は、今、世界標準に」でした。
過酸化ベンゾイル含有のニキビの新薬、「ベピオゲル2.5%」が近日中に発売されます。今までは本邦では認可されず、アメリカ製の「プロアクティブ」に2.5%過酸化ベンゾイルが含有されており、ネットで購入され使用されていた方もいると思います。皮膚科学会の諸先生方のご尽力により、このたび承認され、日本のニキビ治療も世界標準にやっと追いついてきたようです。
この薬剤は、抗菌作用と角層剥離作用を併せ持ち、長期使用しても耐性菌の心配がないのが特徴です。主な副作用は、皮膚剥脱、紅斑、刺激感です。1日1回外用します。首、胸、背中など顔以外にも外用できます。顔ではディフェリンゲルとの併用も可能です。
最近、エリスロマイシンやクリンダマイシンに対する耐性菌が出てきているようです。抗菌剤では効きにくくなるなる懸念もあり、ニキビ治療における過酸化ベンゾイルの効用に期待が持てます。

懇親会では、フラダンスやタヒチアンダンスが披露されました。
フィナーレでは、昔懐かしいDISCO音楽がかかり、つい本能的に即興で踊り出してしまいました。大した降り付けではありませんでしたが、その様子を見ていた見知らぬ先生から「ベストダンサーでしたよ。」とお褒めの言葉をかけて頂きました。
同じテーブルで、福島医大のY先生とも歓談しました。ご活躍の様子でした。
会場の京王プラザホテルでは、恒例の吊し雛が飾られていました。

2015-02-18

ゲイの世界に爆笑

昨夜は、仕事が終わってダンスのレッスンを受けてその後、日比谷の日生劇場に行きミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」を観ました。鹿賀丈史さんと市村正親さんが、20年間同棲した事実上のゲイ夫婦を演じていました。舞台は南仏サントロぺのゲイクラブです。

市村さんは、威厳のある男性の役柄のイメージがありましたが、それを払拭するような美輪明宏さんのような妖艶な美女(?)になりきっていました。歌舞伎の女方と同様に、男性が演じる美女は実の女性以上に所作が色っぽいです。
ゲイクラブのダンサーたちも、見事な脚線美とキレの良いダンスを披露していました。
最もインパクトのあった脇役は、森公美子さんでした。魅力的な豊満な体型と豊かな声量で圧倒的な存在感がありました。
市村さんのゲイとしての迫真の演技に、森さんが笑いを堪えられず吹き出す一コマでは、観客も大笑いでした。

私はS席の前方でしたが、満席の観客席を見渡すと9割以上が女性でした。私と同世代のオバチャンたちが終始爆笑し、垣間見たゲイの世界に拍手喝采していました。
昨年7月30日のブログで、帝劇での「ミス・サイゴン」を観に行ったら市村さんが早期胃がんのため急遽降坂したことを書きました。今回の熱演を観る限り、体調はすっかり回復されたようで、本当に良かったです。これからも末永くご活躍していただきたいです。
実は日生劇場に行ったのは初めてでした。我孫子から地下鉄で直通で、地上に出てすぐなのでアクセスがいいです。

2015-02-16

Vビームのご案内

昨年12月26日に、新しいレーザー機器Vビームが導入されたことをブログでお知らせしました。先月末に電源工事が完了して、やっと稼働できる体制になりました。対象疾患は単純性血管腫、苺状血腫などで、保険が効きます。
Vbeamから発振される波長595ナノメートルのレーザー光は、血液中のヘモグロビンに選択的に吸収される特徴があります。毛細血管が凝集した病変部では、ヘモグロビンがレーザーの光エネルギーを吸収し、熱変換することで血管内壁が熱破壊されて血管を閉塞させます。

当院には既にロングパルスNd:YAGレーザーがあり、下肢の静脈拡張や口唇の静脈湖(血管腫)、海綿状血管腫、顔面酒さの太めの毛細血管拡張などの治療を行っていました。男性のヒゲの脱毛、イボの治療など多彩な用途がありましたが、いずれも保険外の自費の治療です。
今までは単純性血管腫や苺状血腫などの症例は、当院では治療できず、経過観察か他院を紹介しておりましたが、今後は積極的に治療を行っていきたいと思います。

先日、私の腕にVビームを照射してみましたが、冷却装置が作動するため、ほとんど痛くありませんでした。照射部位は一部で7mm径の紫斑になりましたが、1週間で消えました。
血管腫に対しての治療は1回で完治はせず、約1か月間隔で数回の治療を要します。特に単純性血管腫は年単位での治療になります。

乳児の単純性血管腫は、非常にきれいに治ります。
成人例で結節が多発した症例では、完治は難しいようです。ロングパルスNd:YAGレーザーとの併用が良いかもしれません。
ゴルバチョフさんみたいな赤アザです。きれいに治りました。
赤アザでお悩みの方、あるいはご家族や知人が赤アザでお悩みの方、一度当院を受診してくださるようご紹介ください。

2015-02-15

家族団欒の日々

6日ぶりのブログ更新です。この間、仕事よりもプライベートが忙しかったです。先週、長女が医師国家試験の受験を無事に終えて、帰省し自宅に滞在中でした。毎晩、慰労会と称して家族で宴をやっていました。最前線から帰還(おそらく凱旋)した戦士を迎え入れ、ねぎらい、普段よりも品数の多い料理とシャンパンやワインを賞味しつつ、夜な夜な娘との会話が尽きませんでした。お蔭でブログを書く暇がありませんでした。
国試の問題文を見せてもらいました。臨床実地問題では、皮膚の臨床写真も出題されました。娘は得意になって、皮膚筋炎と強皮症の症例を私に解説していました。私は知らないふりをして、娘の講義(?)を聞き入ります。
娘曰く、「3日間に渡って、国試を楽しませてもらった。出題者の先生の意図を読み解くのが面白い。」
私の時と違って、余裕があります。娘は週明けには帰ってしまい、またしばらく会えなくなります。来月の発表が楽しみです。

まだまだ風は冷たいものの、陽射しは春めいてきました。久しぶりに当院の花壇を撮りました。
沈丁花は無数の蕾を付けていますが、開花は来週かと心待ちです。

2015-02-09

寒さの底

今日は最高気温が4度ほどしか上がらず、寒い1日でした。先月末の雪が降った日以来の寒さです。明朝には氷点下4度まで下がるとの予報です。
こんな寒い日は、仕事でなければ誰だって外出したくはありませんので、平日の朝は空いています。本日、9時前後に来られた患者さんは、駐車場にクルマが1台も停まっていないので休診かと思った、とおっしゃっていました。それでも日が照って来ると急に混みだして、1時間ほどの待ち時間になってしまいました。午後はいつものごとく、予約の手術とレーザーで埋まっています。
時間をかけた診療や飛び入りの当日の施術を希望される場合は、平日の朝の受診をお勧めします。

この寒さの中、体調を崩されている方もいらっしゃることでしょう。実は私も一昨日に突然、不調になりました。夕方に倦怠感が出て、念のため検温したらまさかの38℃でした。布団に入っても寒気、腰痛、四肢の筋肉痛が辛いので、ロキソニンを一錠飲んだら熟睡できて、翌朝には平熱に戻っていました。倦怠感も治まり通常通りに仕事ができました。昨夜も今晩も発熱せず、体調は回復しました。

何の取り得もない私ですが唯一自慢できることは、医師になって30年間、産休以外に病気を理由に仕事を休んだことがないことです。
読者の皆様も、この寒さの中、くれぐれも健康管理にご留意ください。

2015-02-06

医師国試前夜

明日からの7、8、9日と3日間、第109回医師国家試験が行われます。昨年の丁度この時期は、観測史上類を見ない記録的な大雪が降りましたが、今年は幸い積もるほどの雪が降りませんでした。受験生たちはまずは安心されていることでしょう。

昨年の第108回医師国家試験の合格率は90.6 % でした。合格基準は、
1,000点満点で一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、
(1)〜(4)のすべての基準を満たした者。
(1)必修問題     160点以上/200点
(2)必修問題を除いた一般問題    130点以上/199点
(3)必修問題を除いた臨床実地問題  397点以上/600点
(4)禁忌肢問題選択数  3問以下
採点除外等の取扱いとした問題が3問あったようですが、トータルでも7割以上が合格基準のようです。

私が受験した30年前は、細かい規定はなく、トータルで6割得点できれば合格とされていました。合格率は今と同様90%前後でした。
医学の診断技術、治療技術は日進月歩ですので、すべての科目で覚えるべき量は昔とは雲泥の違いです。今の医学生たちは、膨大な時間を勉強に費やしています。明晰な頭脳、強靭な体力、ストレスに強い心が必要です。6年間医学を学んだ総決算ともいうべき明日からの国試です。受験生の方々の健闘をお祈りします。

実は、私の長女もこのたびの国試を受けます。都内の西巣鴨にある大正大学が試験会場です。今晩から都内のホテルに宿泊しています。
その昔、中学受験と大学のセンター試験の時には、万が一のアクシデントに備えて私は休診にしました。いずれも雪は降らず見事な快晴だったのを記憶しています。
今回は休診にはせず、平常通りに仕事をします。親がジタバタしても仕方がないので、本人の実力を信じて、心の中で健闘を祈るのみです。

2015-02-02

スタッフ募集2015

当院では、事務員のパートスタッフを募集中です。ブログでスタッフを募集するのは移転直前の2月以来で、丁度3年ぶりです。募集要項を記載します。

職種:医療事務
業務内容:電子カルテへの患者情報の入力、受付・会計、後片付け、清掃、診療介助
就業時間:平日7:30~15:30、土日8:20~14:30、シフト制で月に10~15回の出勤
時間給:1,000円、試用期間3か月間は850円
年齢:60歳未満
学歴:高卒以上
経験:他業種も含め過去3年間で就労経験のある方
応募方法:パソコンのメールアドレスを記載し、顔写真を貼付した履歴書をご郵送ください。メールにて面接日をお知らせします。不採用の場合、履歴書は返却します。

医療事務の経験や資格は問いません。新しい知識を得るのに熱心な、意欲のある方を求めます。診療に情熱を注ぐ院長と一緒に働いてくださる方、お待ちしております。



2015-02-01

今日の治療薬2015

昨年末に、オーストラリアにある医療産業市場調査会社からアンケート依頼のメールがありました。私は通常は、時間が惜しいのでこの手の依頼は受けたことはありませんでしたが、何故か引き受けました。アトピー性皮膚炎の治療に関する英文のアンケート(実は手間がかかりました)に事前に回答し、後日に日本語の電話インタビューを1時間受けました。その謝礼として、アマゾンのギフト券2万円分を受け取りました。

折角なので業務で使おうと考え、このたび発行されたばかりの「今日の治療薬2015」(税込4,968円)をアマゾンで注文し、今日届きました。この本は毎年今の時期に改訂版が発行されますが、医療従事者必読のロングセラー本です。私も研修医の時から定期的に買い、診療の机上の必需品です。

早速、皮膚科用剤のページを開きました。たった6ページの中に、主な皮膚科診療のエッセンスがコンパクトに分かりやすくまとめられていました。しかもここ1~2年の新しい知見も記載されていました。秀作だと思いました。キャリアも30年になると、他人が書いた成書も品定めしながら読みます。
「一体、誰が書いたのかしら?」と執筆者の欄を見たら、東京医科歯科大学皮膚科医局時代の私の同期の先生でした。現在は某大学の教授です。やっぱりと納得しました。優秀な人は、若いときから優秀です。
この本は今までは辞書のように使っていましたが、他科領域も含めて医薬品情報の知識をアップデートするために、最初から腰を据えて、じっくり読んでみようかしら、と思いました。