2014-12-02

74年前の当院付近の風景

本日来院された患者さんより珍しいものを頂きました。我孫子駅と天王台駅構内にある立ち食いそば「弥生軒」の弁当の包装紙です。味のある素朴な絵は山下清画伯の作品で、今から74年前、昭和15年当時の我孫子駅付近の風景画です。JR常磐線の汽車が走り、人々が踏切が開くのを待っています。踏切の向こうの角地を赤い四角で囲みましたが、ここは現在の「こやの皮フ科」のある場所です。患者さんから教えて頂き、感激しました。
当院の場所は畑のように見えます。線路を挟んで周囲にも農地が広がり、遠くに筑波山が見えます。人々の服装はスカートやズボンの他、和服の人もいます。リュックを背負っている人もいます。蒸気機関車が黒煙を吐いて走り、駅のホームは瓦屋根です。

山下画伯は昭和17年から5年間、弥生軒で住み込みで働いていました。彼は絵を描くたびに当時の社長のところに持ってくるので、褒めると喜んで次から次へと持ってきたそうです。しかし、それらの絵はすべてゴミ箱に直行したとのことで、後になって惜しいことをしたと言われていたそうです。上の絵は辛うじて当時の弁当の包装紙に使われていましたが、その価値が分かる者は、少なかったのでしょう。

もし山下画伯がご存命ならば、当院の外観の絵を描いて頂いて、待合室に飾っておきたいくらいです。


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