2014-09-13

裸眼が一番

私は中学生の頃より近視のメガネをかけています。学生時代よりコンタクトレンズも併用しています。5年前より老眼を自覚するようになり、遠近両用のコンタクトレンズを使いだし、7月18日のブログ記事で遠近両用メガネを初めて作ったことを書きました。この夏はメガネのお蔭で遠くも中距離もくっきり見えて、電子カルテの入力も楽でした。ところが近い距離の皮膚の微小病変を診るときは、やはりその上から拡大鏡もかけていました。
今月に入り「夏の皮膚科の嵐」も過ぎ去り心に余裕ができたので、イボやウオノメの処置や術後の抜糸をするときに、メガネを外し裸眼で試みてみました。すると、非常によく見えてスムーズにできました。裸眼での処置に味を占めて、実は昨日よりレーザー治療と手術も裸眼で行ってみました。術野は鮮明に見えました。
医師になって以来、裸眼で仕事をするなんてありえないことだとずっと思っていました。皮膚科医の仕事は、見えて何ぼです。見えなければ商売あがったりです。

大昔、医師になりたての25歳の頃、40歳代後半の先輩医師が術後の抜糸に難儀しているのを見かけ、「やりましょうか?」と声をかけたら、「結構です。」と言われたことがありました。今から思うと、研修医に言われてムッとされたことでしょう。30歳代で勤務医の時には、「外科系医師がバリバリ手術できるのは50歳くらいまで。」と同僚が言ったのを記憶しています。
そして今、自分がその年齢を過ぎ、それでも相変わらず手術を続けています。やっぱり私は皮膚外科が好きなのでしょう。

ただし裸眼では、10cmの距離に近付かないと診えません。患者さんに私の顔が近付くことになり、びっくりされるかもしれません。特に男性の方は焦るでしょう。その際には、何卒ご容赦ください。老眼に鞭打って診察をしていますので。

アフターファイブになると、コンタクトレンズをして睫毛を盛り、若作りをします。オンとオフとでメリハリをつけています。
同年代の同業の先生方は、通常の診察のとき、顕微鏡での検鏡のとき、処置や手術のとき、それぞれメガネや拡大鏡をどのように使い分けされていますか?とても気になります。

0 件のコメント:

コメントを投稿