2014-07-11

下着かぶれ&あせも対策

台風一過の猛暑となりました。首都圏では懸念されていた台風被害もなく一安心です。
高温多湿で肌がべたつき、不快な日々が続きます。あせもの患者さんが毎日来院されるようになりました。汗をかくと下着にかぶれる方もいらっしゃいます。汗をかいたらシャワーを浴びて、下着を変えるのが一番なのですが、仕事をしているとそうも行きません。夏の肌のトラブルを避けるためには、直接肌に着ける衣類は木綿にするのが一番です。男性や子供の下着は木綿100%で揃えるのは容易です。問題は女性の下着です。

ここから先は、女子の読者限定です。男性読者にとっては、興味がないでしょう。
女性の下着は、ナイロンなどの化繊でレース装飾が施されているものが多いです。ショーツも本体が木綿でもレースで縁取りされていると、股がかぶれることもあります。炎症を繰り返すと色素沈着が消えないこともあります。本体がナイロンでは、長時間座位で蒸れて、おしりにニキビができます。デリケートゾーンの痒みの訴えは頻度が多く、原因は下着、帯下(オリモノ)、生理用ナプキンなどです。股部白癬や外陰部カンジダ症との鑑別のためには、自己判断せずに、皮膚科で真菌検査を受け正確な診断を受けた方が良いです。

今の季節、すべての女子を悩ますのはブラジャー(以下略してブラ)です。ブラをしていると胸の谷間に汗が溜まり、何とも不快です。ワイヤー入りブラでは、バストの形状に合っていないとワイヤーが胸骨やバストの下に食い込み、痛いのと蒸れるのとで、悶絶の苦しみです。ノンワイヤーブラの方が楽チンです。ブラもハイヒールの靴と同様に、見栄えと着け心地は両立はしません。女子はやせ我慢をして、頑張って女子力を発揮しています。
木綿100%のブラは存在しません。カップ裏地が木綿でも、ホールド部分、ホック、ストラップはポリウレタンやナイロンなどの化繊です。ニッケルなどの金属がストラップに付けられているものもあります。バストの下のあせもやかぶれは、とても多いです。元々健康な肌の方でも夏にブラでかぶれたり、あせもになることはありますが、アトピー性皮膚炎の患者さんにとっては、夏のブラは過酷かもしれません。乳輪の皮膚炎が悪化します。ジュクジュク浸出液が出ることも多いです。

私が、アトピー性皮膚炎の女性患者さんに指導してきたブラの着け方を紹介します。それは、最初に木綿100%のタンクトップを着て、その上にブラを着けます。一見ダサいです。でも、その上にアウターウエアを着てしまえば、分かりません。オバサンぽいですが、慣れてしまえば平気でしょう。
実は私も、今日はその着方で上からユニフォームを着て診療しました。ボディラインはいつもと変わりません。今日もヒアルロン酸注射や手術を数件しましたが、慣れた処置でも緊張する瞬間があり、実は人知れず汗をかきます。それでも木綿の下着が胸の谷間の汗を吸収してくれて、不快感を感じずに済みました。
ブラトップ(ブラ付きタンクトップ)も悪くはありませんが、ホールド力があるものは美胸にはなるのですが、やはり蒸れます。今回紹介したインナーブラの着こなしの唯一の欠点は、人目だけです。急病やケガで救急搬送された場合、病院のスタッフに見られたらちょっと恥ずかしいかも・・・。そうならないように気を付けるしかありません。
汗ばむ不快な季節を、ちょっとした工夫で乗り切りましょう。

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