2014-07-31

飲む日焼け止め「ヘリオケア・ウルトラD」

夏も真っ盛りで、これから海や山などのレジャーにお出かけになられる方も多いかと思います。紫外線も強烈ですので日焼け止めクリームは必須ではありますが、汗で流れやすく2時間ごとに塗り直す必要があります。海やプールでは水で落ちやすい上に、全身に塗るのは大変です。屋外スポーツのプレイ中に、日焼け止めクリームを塗り直すのは難しいです。「外出前に日焼け止めを塗ったのに焼けちゃいました。」という患者さんが、毎年続出します。

そこで朗報です。飲む日焼け止め「ヘリオケア・ウルトラD」の紹介です。
2002年にスペインのCantabria社から発売され、世界50ヶ国以上のクリニックで使用されています。
主成分の「Fernblock」は、
中央アメリカに生息する「Polypodium leucotomos」という シダ植物の一種の抽出物から作られています。「Fernblock」はアメリカで特許を取得し、FDA(アメリカ食品医薬品局)に認可されている天然成分です。1カプセル中に480mg含有されています。老化を引き起こす原因となる紫外線A波を吸収し、肌を防御する効果と、紫外線を浴びることにより発生するフリーラジカル(活性酸素など)を抑制し、細胞の損傷を防ぐ効果があります。そのため、日焼けそのものを防ぎ、光老化によるしわやたるみ、しみ、皮膚がんの 発生のリスクを軽減します。
その他の成分と効果は、
ビタミンC&E:抗酸化作用、ビタミンD:カルシウムの吸収補助、ルテイン:活性酸素の攻撃からの防御、リコピン:トマトなどに含まれるカロチノイドの1種。
特に「ヘリオケア・ウルトラD」にはビタミンDが含有されているので、紫外線防御による体内でのビタミンD合成の低下を補い、骨粗鬆症のリスクを下げます。

服用方法は、
外出する30分前に1カプセル摂取します。効果は約4~6時間持続します。長時間、太陽の下にいる場合は、4~6時間後にもう1カプセル摂取します。1日2カプセルまでです。
子供は4歳以上で可能です。成人と同量ですが、カプセルが飲めるかどうかがネックです。
なお、妊娠・授乳期間の使用は推奨されません。

連日服用でも可能ですし、副作用もありません。日焼け止めクリームとの併用も、もちろん良いです。
一箱30カプセル入りで、当院で6,000円(税別)で販売しております。
家族全員で服用できますので、旅行先に持って行かれるのをお勧めします。診察なしでも商品の購入は可能で、お待たせいたしません。
カプセルは緑とオレンジのツートンカラーです。まるで当院のロゴのようなビタミンカラーです。私も今日初めて飲んでみましたが、飲みやすいです。
原料のシダ植物です。おそらく強烈な紫外線から身を守るために、抗酸化物質を合成しているのでしょう。

2014-07-30

ミュージカル「ミス・サイゴン」

今日は、帝国劇場にてミュージカル「ミス・サイゴン」を観ました。1992年に伝説の歌姫・本田美奈子の主演作を観ましたので、22年ぶりです。今回は、市村正親が出演予定だったのですが、先週末に早期胃がんが発見され、急遽ダブルキャストの俳優が代役を演じました。初演1回限りで降板とは残念ですが、ご健康の回復を祈ります。

今回の演出は前回以上に舞台道具が凝っており、クライマックスは混乱の中、ヘリコプターで脱出するシーンでした。けたたましい大爆音はとても臨場感がありました。キャバレーでの米兵客とホステスとの痴態は、リアルに細部を表現していました。
ストーリーは、オペラ「蝶々夫人」と同じです。こちらは「ミス・サイゴン」よりも100年前に制作され、舞台は長崎です。二つの作品の共通点は、男性は米国軍人で、任期終了後は現地妻と子供を残し、帰国してからアメリカ人女性と結婚します。その後、妻とともに現地を再び訪問し、子供を引き取りアメリカで養育することを現地妻に提案します。ここも全く同じです。更に子供を手渡した後に、現地妻がその場で自殺します。結末の悲劇もまったく同じです。
兵士と戦地の女性との恋愛とその後の悲劇は、芸術作品の題材によく使われます。イタリアの名画「ひまわり」もそうでした。時代の波に翻弄された登場人物の心理的葛藤が、観客の共感と涙を誘うのでしょう。

でも最後の悲劇に納得しない観客もいます。隣の方は、「えっ、これで終わり?こんなの悲しすぎる。」と言っていました。私も同感です。もし私がヒロインならば、愛情を注いで教育を受けさせることを条件に子供を引き渡し、その後は心機一転して新しい人生を歩みます。親子が一緒にいることが、子供にとって必ずしも幸せとは限りません。遅かれ早かれ子供は親の元を去ります。
でもこれでは、ドラマにはなりません。半狂乱のヒロインの熱演があるからこそ観客は感動します。

ベトナム戦争は1975年に終戦しました。私が高校1年生のときですので、さほど大昔には思えません。戦争は残酷です。世界が平和であることを祈ります。
帝国劇場のロビーです。ステンドグラスがきれいでした。

2014-07-29

娘たちからの祝福

過日の専門医合格の件を娘たちにLINEで報告したら、「さすがお母さん、おめでとう。」と返信が来ました。すごく嬉しかったです。

今回の受験は、娘たちに範を示したい、というのも動機の一つでした。私はいつも仕事中心で、母親らしいことはあまりしてあげられませんでした。今から振り返ると、中学受験までは関わってあげられたものの、その後は放任でした。大学受験のときも本人の好きにさせて、ただし浪人は認めないからとしたら、2人とも医学部に進学しました。私も娘たちも忙しいので、年間で数えるくらいしか会うことはありませんし、連絡を取り合うことも滅多にありません。おそらくこのブログも見ていないでしょう。

医師の仕事をするならば、生涯に渡って研鑽を続け、常に課題を決めて挑戦し続ける必要があります。医師に限らず職業人としての責務です。こんな当たり前のことを、私は娘たちに口に出して言うつもりはありません。生き様を示してこそ伝わると思います。
長女は6年生で、半年後に医師国家試験を受験します。次女は3年生で、夏休みの1か月間ロンドンに語学留学中です。それぞれの目標に向かって尽力中です。
いつの日か(数10年後?)娘たちがこのブログを見て、母親の日々の様子を知る時が来るでしょう。仕事とプライベートをフルに堪能し、ワークライフバランスを重視した私の暮らしぶりが、将来医師となった娘たちのロールモデルになれれば、と願っています。そのためにも、ブログを綴っていきたいと思います。

2014-07-26

専門医試験合格!

去る6月8日に、大阪で抗加齢医学会の専門医試験を受けました。内心ハラハラしておりましたが、今日、晴れて合格通知が届きました。

抗加齢医学とは、元気で長寿を享受することを目指す理論的・実践的科学です。具体的には、メタボリックシンドローム、ロコモティブシンドローム、認知症、がんのような加齢関連疾患の発症確率を下げ、健康長寿をめざす医学です。皮膚科領域に関する見た目のアンチエイジングも、その一つではあります。
私はこの学会に昨年の年始に入会し、学会で得られた情報がすべて興味深い内容ばかりでしたので、道を究めたいと思って専門医試験を受けることを決めました。50歳代半ばにしての受験勉強は、進行する老眼との闘いでしたが、3月以降は水曜日の休診日を勉強に充てました。試験に受かるためというよりも、勉強そのものが楽しくて、自分にとってのアンチエイジングになりました。

出題範囲は、主に内科領域で内分泌代謝、心血管、認知機能、骨代謝、筋肉と運動療法、性ホルモン、口腔外科、栄養学など抗加齢に関する幅広い領域から出題されました。過去問も解きましたが、当日試験問題が配布されて一瞬、ドキッとしました。というのは出題形式が変わっていたからです。慣れ親しんだ医師国家試験方式の5つの選択肢から1つだけ選択するのではなく、複数個の選択肢がすべて正しく選択されて初めて正解となる、という厳しい出題形式でした。それでも自信を持ってマークシートを塗りつぶし、時間内に全問を解くことができました。そして今日、合格通知を受け取り、ほっと安堵した次第です。

今年の上半期の目標である「大阪夏の陣」を無事に勝利することができました。
皮膚科学会専門医、アレルギー学会専門医に次ぐ3つ目の専門医取得になりましたので、是非、診療にも反映させていきたいと思います。

2014-07-23

紛争の地にも読者

関東甲信越では昨日梅雨明けし、今日は夏本番の猛暑となりました。今日は休診でしたが、昨日は子供たちの夏休みも始まり、大変に混雑しておりました。皮膚科の最繁忙期に突入しました。

さて、私は過去のブログ記事を読み返すことは一切しませんが、ページビューの統計は見ています。閲覧者(読者)の国別統計は興味深いです。当ブログは日本語なので、当然日本の読者が多いですが、外国にも読者がいます。全期間を通じてのペービューの国別統計は、現時点で、

1、日本          555,700
2、アメリカ合衆国     14,107
3、ロシア          2,242
4、ドイツ           679
5、ウクライナ         477
6、中国            404
7、マレーシア         394

と続きます。ちなみに今日も上位5か国の読者は、当ブログを読んでいます。なかでも紛争が続くウクライナから、毎日当ブログを読んでくださることに驚きと感動を覚えます。連日の報道で、多くの無実の人々が犠牲になったことを聞くにつれ、心が痛み、亡くなられた方々のご冥福を祈らざるをえません。
現在も地球上のどこかで紛争が絶えませんが、1日も早く平和が訪れるように心より祈ります。

2014-07-21

断捨離でスッキリ

今日海の日は、私にとって予定のない貴重なオフでした。さほど暑くもなく快適でしたので、思い切って身辺整理をしました。

最近、自律神経で有名な小林弘幸先生の本を読みました。そこには「心身を超一流の方へ向けたいならば、部屋の掃除、なかでもクローゼットと靴箱の片づけ・整理をお勧めします。なぜならクローゼットと靴箱は、毎朝あなたの心の状態=自律神経にまさにダイレクトに影響するからです。」とありました。単純なことですが共感しました。

私の自宅は、夫婦2人で住むには広くて収納スペースも広いです。家具も少なく物も少ないので、部屋はいつも片付いています。「モデルルームみたいに生活感がないですね。」とよく言われます。それでもクローゼット、洋服ダンスの中は服で一杯でした。しかも半分以上は、ここ数年着ていない、あるいは着る気がしない服ばかりでした。つまりタンスの肥やしです。
私は20歳代の頃から30年以上、体重も体型も変わらないので、お気に入りの服はつい捨てずにいました。病院の紙のカルテ庫でイメージすると、毎月来院している患者さんと過去5年間来院歴がない患者さんのカルテが一緒に保管されているような状態でした。これでは必要な物が不必要な物に邪魔されて、咄嗟には出しにくいです。

ドライクリーニングに出してそのまま大事に保管していた服が半分以上ですが、最近まで現役で着ていた減価償却済みの服や古いダンスのレッスン着や水着も処分品としてまとめました。押入れ上段分はありそうです。3日後の資源ごみ回収日に全部出します。
お蔭でクローゼットはスッキリし、服が探しやすくなりました。

ついでにドレッサーの引き出しの中も整理しました。未使用ながら古くなった基礎化粧品を処分しました。私は小顔の上にズボラなので化粧品の消費量が少ないのです。(ちなみにファウンデーションは年に数回しか使わないので、1本が10年以上もってしまいました。)
身辺が必要最低限の物だけになると、スッキリして気持ちがいいです。明日からのパフォーマンスの充実のために、今日の貴重なオフは有効に過ごすことができました。
私の3連休、初日は仕事&ダンス鑑賞・レッスン、2日目はガッツリ仕事、3日目は断捨離でした。

2014-07-20

アイリッシュ・ダンスの夕べ

昨日土曜日はいつものように100人以上の患者さんが来院されましたが、何とか14時前には診療終了し、私は大急ぎで14:15には医院を出発。向かった先は渋谷のオーチャードホールで、15:30には予定通り現地に到着しました。
トリニティ・アイリッシュ・ダンスの来日公演があり、それに先立ち16時からワークショップで特別レッスンを受けることができました。チケットを購入した希望者の中から抽選で20名を対象に、ダンサーから無料レッスンを受けられることになり、ダメ元で応募したら当選してしまったのです。ダンス初心者のこんなオバサンでもいいのかしら?とも思いましたが、好奇心には勝てず、勇んで参加しました。
行ってみたら、参加者は小中学生の子供が多く、大人は若い方ばかりで、私ぐらいのオバサンは他に2名ほどいました。インストラクターは3人の美しいダンサーで、英語で指導してくれました。
単純なステップなのですが、やっぱり難しい。最初は英語でカウントを数え、次に音楽をかけると早いので合わせるのが大変です。子供の方が覚えるのが早くて上手でした。50分のレッスンが終わると汗をびっしょりかいて、いい運動になりました。
ダンサーのステップをすぐ近くで見ましたが、筋肉のしっかりついた下肢をしていました。鍛えられた肉体は美しいです。最後に3人で踊ってくれました。今回撮った写真は、残念ながら手ブレばかりになってしまいました。
そして、18時から待望の公演が始まりました。期待通りに素晴らしかったです。私がアイリッシュ・ダンスを観たのは昨年2回で今回で3回目ですが、ダンサーの衣装がミニスカートで妖精のような可愛らしさがあります。タップダンスの超絶技巧と一糸乱れぬ群舞には感動します。公式FBからの舞台写真です。
閉幕するや否や、ダンサーはロビーやエントランスに立っていました。その早業はマジックのようでした。そして観客と握手をしたり写真撮影にも応じてくれました。
ダンスのレッスン中も、私にもう少し英語力があれば色々教えてもらいたいこともありました。英語力に磨きをかけたいと痛感しました。今回は貴重な経験になりました。

2014-07-18

初めての遠近両用メガネ

今日、初めての遠近両用メガネが出来上がりました。遠くも近くも快適に良く見えます。いつも見慣れている町の風景も新鮮に見えました。
私は若い頃から近視と乱視があり、メガネかコンタクトレンズを使い続けていました。5年位前より老眼を自覚したので、近視用コンタクトを着けて老眼鏡をかけてみたり、2年前より遠近両用のコンタクトレンズを着けるようになりました。ただし、コンタクトレンズでは近視、乱視、老眼の3つを同時に矯正することはできません。乱視の矯正ができないと、非常に目が疲れます。

皮膚科医の仕事は、見えて何ぼです。ダーマスコピーがあるとはいえ、肉眼で微小病変が見えなければ商売あがったりです。処置や手術、レーザー治療、ヒアルロン酸の注射などをするときは、近視用のメガネかコンタクトを着けて、上からハズキの拡大鏡をかけていました。ただしこれをかけると手元は拡大されてよく見えるものの、パソコンの画面や足元のフットペダルが見えないため、不自由でした。

近視も老眼も月を追うごとに同時進行したので、遠近両用メガネを作るタイミングを見計らっていましたが、このたび時機到来と判断し遅ればせながら作った次第です。
新しいメガネは、従来のメガネよりも若干フレームが大きいもののデザインはよく似ています。レンズの両面から紫外線をカットし、パソコンのブルーライトもカットします。明日から新しいメガネをかけて仕事をします。きっと疲労度が軽減されるのでは、と期待します。

実は私、20歳代の頃からメガネをかけない素顔では、実年齢×0.8と若く見られていましたが、メガネをかけると実年齢×1.2と老けて見られました。20歳代のときに、よく言われました。
この法則を今に当てはめると、メガネなしでは43歳に見えて、かけると65歳に見えてしまう、ということになります。果たして当たっているかどうか・・・。

2014-07-17

疥癬の診断と治療アップデート

昨日はクレストホテル柏にて、クラシエ薬品㈱共催の東葛地区皮膚臨床懇話会がありました。石井則久先生による「目からウロコの疥癬事情」という講演でした。皮膚科の先生以外にも薬剤師の方など、いつになく多数の参加者で大盛況でした。
疥癬は古くからある感染症ですが、介護施設などで集団発生することがあり、一昨年東葛地区でも大流行しました。診断は手指、指間、手掌、手根部の線状の疥癬トンネルを探し、そこから眼科用ハサミで角質を採取し、顕微鏡で観察し虫体か虫卵が見つかれば、確定診断です。小児では足底や側縁にも疥癬トンネルがあります。男性ならば陰嚢の結節からでも虫体が見つかることもあります。それ以外の四肢・体幹の丘疹からは、まず見つかることはありません。

最近は、ダーマスコピーが診断に有用になりました。昨日の講演では、ダーマスコピーを用いた診断のコツが紹介されました。
1、狙った採取部位をエタノールで拭く。
2、検出率が高いのは、水尾(みお)徴候、wake signといって、疥癬トンネル後方のV字型あるいはY字型の先端。ここを採ると虫体がいる。
3、ダーマスコピーでは虫体は、黒褐色の二等辺三角形に見える。
講演中、疥癬トンネルを27Gの注射針を用いて角質を薄く除去し、虫体が動いている様子を動画で供覧していました。場内からは驚嘆の声が上がりました。マニアの先生が撮った貴重な映像でした。私は疥癬の動画を見たのは初めてでした。

次に治療です。昔はムトウハップなどの硫黄泉、クロタミトンやγBHC軟膏の外用でしたが、2006年にストロメクトールの内服が保険適応になり、疥癬の治療に革命をもたらしました。診断が正しければ100%治癒するようになりました。そしていよいよ、来月22日よりスミスリンローションが保険適応となります。
用法は1週間間隔で1回1本30gを首から下の全身の皮膚に塗布し、12時間後に入浴し洗浄します。これを2回行います。ちなみに1回あたりの薬価はストロメクトールと同額です。
今後の疥癬の標準治療は、
15歳未満の小児と妊婦はスミスリンローション、授乳婦は授乳を中断しスミスリンローション。
成人の通常疥癬は、ストロメクトール内服かあるいはスミスリンローション外用。
成人の角化型(ノルウェー)疥癬は、ストロメクトール内服とスミスリンローション外用の併用。
といった方針を推奨されていました。新しい戦略に期待ができそうです。

2014-07-16

ココナッツオイルでボケ知らず

先日の学会で、ココナッツオイルがアルツハイマー病の予防と治療に有効であることを聞きましたので、早速アマゾンのサイトでココナッツオイルと参考文献を発注し、今日商品が届きました。
アルツハイマー病は50歳代前半で脳の神経細胞の変性が既に始まり、20年かけて進行し70歳代前半で診断のピークを迎えます。現在、65歳以上の高齢者の1割が認知症と言われています。

アルツハイマー病の危険因子は、糖尿病、中年期高血圧症、中年期肥満、運動不足、喫煙、低教育水準、うつの7つです。いわゆるメタボが認知症の最大の脅威です。
一方、アルツハイマー病の予防7か条は、糖質制限、腹七分目、青魚の摂取、野菜と果物の摂取、塩分控えめ、適度な運動習慣、禁煙です。これもまたメタボの予防と重なります。

私は今迄、脳細胞が利用できるエネルギー源はブドウ糖のみかと思っておりましたが、実は中鎖脂肪酸が肝臓で分解されてできるケトン体も脳細胞のミトコンドリアに取り込まれ、ATPに変換されエネルギーを供給し、認知障害を改善させます。ココナッツオイルには中鎖脂肪酸が豊富に含まれ、代謝産物のケトン体は速やかにエネルギー代謝され体には蓄積されないそうです。さらにケトン体は、老化の原因である活性酸素を無害にする酵素群を活性化させることが判明しました。アンチエイジング効果も期待できます。
いいことづくめなので、これを食べない理由はないと考えました。今日は早速、コーヒーに入れて飲んでみました。ココナッツの甘い香りでコクが出て、とても美味しいです。定番料理はカレーです。甘辛の両方に合います。
参考文献はいずれも白澤卓二先生が監修されました。ココナッツオイルを使ったレシピが多数載っています。見ているだけでも楽しいです。色々試してみます。
こちらは2冊とも学会会場で購入しました。「ナッツダイエット」と「100歳でも元気な人の習慣」です。面白くてためになります。最近のマイブームは白澤先生の本を読み、それを実践することです。すっかりはまっています。

2014-07-13

美容皮膚科学会2014

昨日から2日間に渡り、東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾートにて、美容皮膚科学会がありました。毎年7~8月の皮膚科の最繁忙期に開催されますが、毎回有益な情報が得られますので、今回も楽しみにして参加しました。台風一過の猛暑の中、全国から多数の先生方が参加されていました。
印象的だった話題を紹介します。

1、私は抗加齢医学会の会員で、先月には専門医試験を受けたばかりです。今日の白澤卓二先生の講演「食のアンチエイジング」は大変興味深かったです。
ココナッツオイルは脂肪燃焼効果があり、ミランダ・カー(オーランド・ブルームの元奥さん)、マドンナ、アンジェリーナ・ジョリーなどのセレブがダイエットのために好んで食していることでブームになりました。しかしながらその真価は、アルツハイマー病の改善に有効であることです。しかも摂取して2~3時間で効果が出てくるそうです。米国で時計の文字盤を書けない若年性アルツハイマー病患者が、摂取3時間後に書けるようになったそうです。日本でも、社交ダンスのステップを思い出せなくなっていた70代の男性が、大会前にココナッツオイル入りのカレーを食べることで、今までと変わらず踊れたとのこと。
健常人がスプーン2杯摂ると、仕事のパフォーマンスが1.2~1.5倍良くなるとのことで、私もネットで注文することにしました。ちなみに店頭では品切れのことが多いそうです。

また、現代の小麦は50年前のものとが異なり、品種改良されています。その結果、消化吸収が早い糖質に変わり、グルテン含有量も増えました。グルテン由来のエクソルフィンという物質は麻薬のように多幸感と中毒症状を起こし、食欲を抑えられなくなり、アメリカが肥満大国になってしまったそうです。健康のためには小麦を断ち切る必要がありそうです。ちなみに私はパンやうどんは口にせず、大麦、玄米、雑穀を混ぜて炊き上げたのを主食としています。間食は小豆の入った和菓子かナッツです。
世界標準のアンチエイジング食は、グルテンフリーの主食、間食にナッツ(アーモンドやクルミ)、ω3不飽和脂肪酸とココナッツオイルの摂取が今や主流です。

2、今日の教育公演では、ご活躍中の5人の女性医師の先生方が講演されました。いずれも豊富な経験に基づく大変ためになる内容でした。
上田先生のご講演より。
「フラクショナルレーザーLUX1540をマウスに照射したところ、施術8週後には弾性線維の新生が見られ、3回施術を繰り返した6か月後に残存していた線維化も18か月後にはすべて消失し、新生した弾性線維が多数認められた。若々しい皮膚の組織に変化していた。長期的にも有効性と安全性が確認された。」
上田先生の使用されているフラクショナルレーザーは、当院のと同一機種ですので大変参考になりました。

野本先生のご講演より。
「漢方薬は、植物などが気候の変化や害虫から身を守るために、強い抗酸化力を持っている。酸化ストレスが悪化因子となる疾患やアンチエイジング医療に広く応用できる。マグネシウムや亜鉛などの必須微量金属も含有され、サプリ的効果もある。」
ちなみに演者の先生はとても美しい肌をされており、尋ねたところ、15年間当帰芍薬散を飲み続けていらっしゃるとのこと。ホルモンバランスを整え、むくみを取り、血行もよくなります。私も漢方薬を飲んでみようかしら、と思いました。

昨夜は懇親会がありました。お料理のグレードが高くリゾートの雰囲気がありました。学会会場では人魚姫のアニメが上映され、ジャズバンドがディズニーメロディーを演奏していました。
いつも応援してくださる美人女医キョン先生と一緒です。
本学会理事のお一人、女子医大の川島教授です。ツーショットで撮らせていただき光栄です。

2014-07-11

下着かぶれ&あせも対策

台風一過の猛暑となりました。首都圏では懸念されていた台風被害もなく一安心です。
高温多湿で肌がべたつき、不快な日々が続きます。あせもの患者さんが毎日来院されるようになりました。汗をかくと下着にかぶれる方もいらっしゃいます。汗をかいたらシャワーを浴びて、下着を変えるのが一番なのですが、仕事をしているとそうも行きません。夏の肌のトラブルを避けるためには、直接肌に着ける衣類は木綿にするのが一番です。男性や子供の下着は木綿100%で揃えるのは容易です。問題は女性の下着です。

ここから先は、女子の読者限定です。男性読者にとっては、興味がないでしょう。
女性の下着は、ナイロンなどの化繊でレース装飾が施されているものが多いです。ショーツも本体が木綿でもレースで縁取りされていると、股がかぶれることもあります。炎症を繰り返すと色素沈着が消えないこともあります。本体がナイロンでは、長時間座位で蒸れて、おしりにニキビができます。デリケートゾーンの痒みの訴えは頻度が多く、原因は下着、帯下(オリモノ)、生理用ナプキンなどです。股部白癬や外陰部カンジダ症との鑑別のためには、自己判断せずに、皮膚科で真菌検査を受け正確な診断を受けた方が良いです。

今の季節、すべての女子を悩ますのはブラジャー(以下略してブラ)です。ブラをしていると胸の谷間に汗が溜まり、何とも不快です。ワイヤー入りブラでは、バストの形状に合っていないとワイヤーが胸骨やバストの下に食い込み、痛いのと蒸れるのとで、悶絶の苦しみです。ノンワイヤーブラの方が楽チンです。ブラもハイヒールの靴と同様に、見栄えと着け心地は両立はしません。女子はやせ我慢をして、頑張って女子力を発揮しています。
木綿100%のブラは存在しません。カップ裏地が木綿でも、ホールド部分、ホック、ストラップはポリウレタンやナイロンなどの化繊です。ニッケルなどの金属がストラップに付けられているものもあります。バストの下のあせもやかぶれは、とても多いです。元々健康な肌の方でも夏にブラでかぶれたり、あせもになることはありますが、アトピー性皮膚炎の患者さんにとっては、夏のブラは過酷かもしれません。乳輪の皮膚炎が悪化します。ジュクジュク浸出液が出ることも多いです。

私が、アトピー性皮膚炎の女性患者さんに指導してきたブラの着け方を紹介します。それは、最初に木綿100%のタンクトップを着て、その上にブラを着けます。一見ダサいです。でも、その上にアウターウエアを着てしまえば、分かりません。オバサンぽいですが、慣れてしまえば平気でしょう。
実は私も、今日はその着方で上からユニフォームを着て診療しました。ボディラインはいつもと変わりません。今日もヒアルロン酸注射や手術を数件しましたが、慣れた処置でも緊張する瞬間があり、実は人知れず汗をかきます。それでも木綿の下着が胸の谷間の汗を吸収してくれて、不快感を感じずに済みました。
ブラトップ(ブラ付きタンクトップ)も悪くはありませんが、ホールド力があるものは美胸にはなるのですが、やはり蒸れます。今回紹介したインナーブラの着こなしの唯一の欠点は、人目だけです。急病やケガで救急搬送された場合、病院のスタッフに見られたらちょっと恥ずかしいかも・・・。そうならないように気を付けるしかありません。
汗ばむ不快な季節を、ちょっとした工夫で乗り切りましょう。

2014-07-06

今宵はアラビアン

昨日は日暮里のチュニジアレストランにて、アラブミュージシャンの生演奏によるベリーダンスライブがありました。私が習っている先生がダンサーとして出演されました。店内は3人のダンサーのファンや生徒で満員で熱気ムンムンでした。私にとって今回のショーのお目当てはダンスはもちろん、アラブの太鼓ダラブッカの生演奏でした。私は10歳代の頃、太鼓を叩くのが好きで、民族楽器の打楽器にはずっと興味がありました。メロディなしのドラムソロのみのダンスは、観ていて面白いです。アラブ系の方は型にはまらず(譜面なんて見ていなそう)、気分次第で即興で演奏しているようで、それに合わせてダンサーも負けじ、とリズムに乗って踊ります。シミーの連続で、お疲れ様です。
アラブミュージシャンはイスラム教徒で、ラマダン中とのこと。水だけ飲んでいました。1曲目のダンスです。
2曲目の衣装は可愛いワンピースでした。私の好みです。実はこういうのが着たいです。
フィナーレでは観客も一緒に踊り、盛り上がりました。終了後にダンサーが揃い、ポーズを決めました。
全出演者の方々です。アラビアン・ナイトを堪能させていただきました。

2014-07-03

シマトネリコの開花

当院のシマトネリコの花が咲いています。2年前の4月に、現在地で新規開院した時に植樹しました。当初は、か細くて植樹数日後に葉っぱが次々に落ちてしまい心配しましたが、抜群の日当たりの良さの元、順調に根付き枝葉が生い茂り、背丈も伸びました。昨年の夏は気付かなかったのですが、今年は無数の白い花が咲いています。枝の一部がスロープにせり出し、背が高い方の頭上にかかりそうでしたので、先週末に剪定しました。散髪の後のようにサッパリしました。
私がシマトネリコを選んだ理由は、常緑のため落ち葉の清掃が要らないからです。メンテナンスが楽そうに思えたからです。でも成長が早いので、年に1回は剪定する必要がありそうです。
クリスマスのシーズンにはライトアップをします。夏は白い花、冬はイルミネーションで、文字通り当院のシンボルツリーです。
2階から見下ろすと、花が良く見えます。
ついでに花壇の花も撮りました。

2014-07-01

ワキ汗対策

早くも7月ですが、まだまだ梅雨は続きそうです。ジメジメして不快です。
当院でこの2か月間で、急に需要が増えた治療があります。それは、ワキ汗に対してのボツリヌストキシン注射です。1月29日の当ブログにも記載しましたが、当院ではニューロノックスという製剤を用いて、両わき100単位30,000円で自由診療で行っています。軽症、重症例問わず、ご希望があれば即日あるいは後日の予約で行います。参考までに保険扱いでボトックス注射を受けた場合、3割負担でも28,100円します。高いと感じられるかもしれませんが、ボトックスの仕入れ値は1本約9万円するものなのです。ちなみに現在、当院では保険でのボトックス注射は行っておりません。
効果は同等で、4~6か月間持続します。今注射すれば、年内はワキ汗知らずでいられます。暑い夏を快適に過ごしましょう。
(薬剤の在庫を切らさぬよう留意しておりますが、在庫切れの場合、後日の予約とさせて頂きますのでご了承ください。)