2013-12-11

やはり隠したいですか?

お待たせしました。久しぶりのブログの更新です。この時期、皮膚科は閑散期なので土日を除き診療業務はヒマです。実は仕事以外のことで色々多忙で、ブログを更新する時間がありませんでした。読者の皆さまも、年の瀬は何かと慌ただしいことと存じます。

さて、日常診療でいつも気になっていたことを書きます。ニキビの患者さんの約半数の方は診察室に入られるときに、マスクを付けたままです。私の方から外すように言われて、やっと外します。季節は問いません。さらに女性の方は、頭髪がニキビができている頬や額にかかっており、診察しずらい状態です。診察時には、髪をピンやカチューシャで留めさせて頂くこともあります。
診察時ですらニキビを隠そうとされていますので、日常では尚更だと思われます。以前に私はある中高一貫校の校医を務めており、年度始めの検診に行ったことがあります。そこで全女子生徒の約2割に顔に中等度以上のニキビを認め、そのうちのほぼ全例が頭髪が顔にかかるような髪型でした。ボブかセミロングで結んだり留めたりせず、勉強中や食事中にも髪が邪魔ではないかしら?と思いました。私の娘だったら、「その髪を何とかしなさい。」と直ちに注意したでしょう。
ニキビを人に見られたくない気持ちは理解できますが、頭髪がかかると皮膚は不潔になり易いです。頬に髪がかかると、手で髪を払ったときにニキビを触ることにもなります。毛包でのニキビ菌も増殖し、ニキビの悪化を引き起こします。
ニキビを早く治すためには、皮膚科で飲み薬と塗り薬を処方してもらうのが必須ですが、同時に髪型などの工夫も必要です。ちなみに化粧は、診察時にはもちろん落として頂きますが、日常では化粧はしても構いません。日焼け止め、コンシーラー、下地クリーム、ファウンデーションなどでニキビを悪化させないノンコメドジェニックの商品をお勧めします。メイクをすることでコンプレックスが軽減され、気持ちが積極的になれれば、それに越したことはありません。

お顔の診察を受ける際には、お化粧を落として頂くのはもちろんですが、マスクや頭髪で発疹を隠さないで頂きたいのです。以前に当ブログで「皮膚科受診は素顔で」という記事を書いたことがあります。シミの診断のための内容でしたが、この記事に対して、「先生みたいにキレイな肌の方には、シミを隠したい女ゴコロは到底分からないでしょうね。」とコメントされたことがありました。そんなことはありません。大丈夫です。

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