2013-05-15

アンジーの勇気に敬意

アンジー(女優のアンジェリーナ・ジョリー)が、予防的両乳房切除手術を受けたことが大きく報道されています。肉感的なポヨヨンのくちびるとバストがトレードマークの女優だけに注目を集めています。
彼女の母親は卵巣がんで10年近く闘病生活を送った後、2007年に56歳という若さで亡くなりました。娘のアンジーも採血による遺伝子検査の結果、がん抑制遺伝子の一種であるBRCA1(breast cancer susceptibility gene I)の変異による遺伝子不安定性が判明しました。87パーセントの確率で乳がんに、50パーセントの確率で卵巣がんになることが明らかになったそうです。
そのため、アンジーは手術を受けることを決断。今年2月より3段階に分けて治療が開始されました。まずは乳首を温存するための前処置、2週後にメインである乳腺の摘出と一時的なフィラー注入、9週後にインプラントによる乳房再建。一連の治療は約3か月にわたり、先月27日に無事終了。術後の乳房の外見は術前とほとんど変わっておらず、乳がんになる確率も87パーセントから5パーセントにまで抑えられることになったそうです。
アンジーは治療を終えるまでこのことを公言せず、仕事も通常通りこなしていたそうです。この事実を公表することで、「世の女性たちにも乳房切除手術という選択肢があることを知ってほしかった。」とのこと。

BRCA1変異を伴う家族性乳癌家系では、卵巣癌の併発も多く、BRCA1とBRCA2の変異を併せ持っていると、乳癌の生涯罹患率が80%以上にまで跳ね上がるそうです。このことが確認されて以来、米国ではその変異遺伝子キャリアに対する予防的乳房全切除術が本人の任意によって行われており、現在のところ、その癌予防効果は100%近いとのこと。
現在の日本では標準治療ではなく、もちろん保険適用はありません。セレブの勇気ある決断の及ぼす影響は大きいと思われます。私自身の家系では乳がんも卵巣がんもありませんが、もし何らかの致死的な疾患のリスクが検査で判明したならば、やはりアンジーのような選択をすると思います。

オッパイか命か?もちろん命あってのオッパイです。いつかアンジーの術後のヌード写真も公開されることでしょう。きっと乳がんと闘う女性たちを勇気づけます。

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