2013-04-19

感染症とプール

つい先刻、近隣のスポーツクラブの店長さんからお電話を頂きました。
「当クラブのスイミングスクールに通っているお子さんの保護者の方から、クレームがありました。頭虱が当クラブで流行しそれが感染源になっていると、こやの皮フ科さんで言われたそうですが、そのような事実がありますか?」
私は驚きました。
頭虱の患者さんは、そこそこ散見されますが、特定の施設が感染源になっていると、言ったことは一度もありません。大きな誤解か、都合の良いように曲解してクレームを言われたかのいずれかです。
園児を中心に流行していることは確かですが、感染源を特定することは不可能です。頭虱は水を介して感染するのではなく、頭が接触したり頭髪を介して感染しますので、タオル、ヘアブラシ、水泳帽などを介して感染するリスクはあります。念の為、治癒までは水泳を控えられた方が良いかと考えます。治療はスミスリンシャンプーで10日ほどで治ります。もちろん登校登園は通常通りで構いません。

ついでに他の感染症の場合ですが、・・・
伝染性膿痂疹(とびひ)
かきむしったところの滲出液、水疱内容などで次々にうつります。プールの水ではうつりませんが、うっかり触れることで、病変を悪化させたり、ほかの人にうつす恐れがありますので、プールや水泳は完全に治るまでは禁止です。抗生物質の飲み薬で5日ほどで治癒します。
伝染性軟属腫(みずいぼ)
プールの水ではうつりませんが、肌と肌が触れあうことでうつります。タオル、浮輪、ビート板などを共有するのはやめましょう。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。数か月で自然治癒します。

それから、白癬(水虫)は温泉施設と同様に足拭きを介して感染するリスクはあります。施設の管理の問題ではありません。感染してしまったら、早めに治療すれば簡単に治ります。
例年プールの季節が始まると、入って良いかのご質問が多いです。ご参考にして頂けたらと思います。

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