2013-03-25

医師国家試験にちなんで

本日は保健師、助産師、看護師の国家試験の合格発表があり、先週19日には、医師および歯科医師国家試験の合格発表がありました。恒例の資格試験の発表シーズンです。
さて、今年の第107回医師国家試験の合格率は、全体では89.8%、新卒者のみでは93.1%でした。このたび7,696人 の医師が誕生しました。合格された方々、おめでとうございます。

合格基準は、一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、(1)~(4)のすべての合格基準を満たした者が合格とされます。
(1)必修問題                 160点以上/200点
(2)必修問題を除いた一般問題     139点以上/200点 (1問は採点除外等の取扱い)
(3)必修問題を除いた臨床実地問題  427点以上/597点
(4)禁忌肢問題選択数  3問以下

1,000点満点で730点がボーダーのようです。昔は6割がボーダーでしたので、基準が厳しくなりました。でも、合格率は昔も今も9割前後でほぼ一定しています。
私の学生時代は、医学部の教育システムがユルユルで、1.2年は教養課程で野放し。理数に滅法弱い私は、物理と数学で泣きましたが、一方、ドイツ語、英語、ラテン語、文学哲学などの文系科目は楽しめました。3.4年生は基礎医学、5.6年生でやっと臨床医学を学び、6年生でポリクリ、卒業試験は1月ごろまでやっていました。当時、国家試験は4月上旬でしたが、卒業試験が終わってからわずか3カ月しか期間がないため、国家試験対策のための勉強はあまりできませんでした。

昔も今も、国立大学には国家試験対策のためのシステムはありません。
在学中は目の前の試験に通るかどうかが喫緊の課題であり、国家試験対策まで手が回らず、それどころでない、というのが実態でした。それでも国家試験に落ちる気がせず楽観的でした。落ちるのは下位10%と言われていたので、何となく自分の位置付けはそれよりはマシなのでは、という全くエビデンスのない自信でした。
結果は無事合格でしたが、今から思うとアブナイ綱渡りでした。1985年5月27日付で医籍登録をし、同年6月1日より皮膚科研修医としてスタート。諸先輩方のご指導ご鞭撻を仰ぎ、今日に至りました。

医師国家試験は、医師になるためには避けては通れませんが、一通過点にしか過ぎません。むしろ医師になってから、修行の場で幾多の試練が待ち受けており、それが成長の糧となり力を付けることができます。
新医師の先生の方々、初心を忘れず精進されること期待しております。
(長女の在学する大学の合格率は、新卒者で96.8%、全体で91.7%だったので、とりあえずホッとしました。2年後に合格していたら、当ブログで発表します。)

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