2013-03-20

若い頃よりキレイ

開業して10年半経ちましたので、10年間、現在も診ている患者さんがいます。そのうちの1人を紹介します。
10年前に、20歳代の患者さんが当院を初めて受診されました。顔立ちの美しいお嬢さんですが、顔全体に赤みのある炎症性のニキビが多数見られ、肥厚性および陥凹性瘢痕も混在していました。診察中、ずっとうつむいたままで顔を上げず、私と目を合わせませんでした。語り口もオズオズとし、自信がなさそうに見受けられました。標準治療の後にケミカルピーリングを続けたところ、炎症性のニキビは消失し、陥凹性瘢痕だけが残りました。当時はアダパレンは国内では未承認でしたし、当時の医療水準では、これがニキビ治療のゴールであり、限界でもありました。

その後しばらく来院されず、数年前に久しぶりに再診されました。他院で発売当初からアダパレンを処方してもらったところ、それが著効を奏し、新しいニキビはできにくくなったとのこと。患者さんのご要望は、「ニキビ跡をきれいに治してほしい。」とのことでした。
このとき既に30歳代。昔のような赤く腫れたニキビはなくなりましたが、陥凹性瘢痕が両頬に多発しておりました。そして、年齢相当の若干の小皺も見られました。私は当院のフラクショナルレーザー2機種のそれぞれの特徴を説明した上で、non-ablativeな機種であるスターラックスのLUX1540の治療を開始しました。通常ニキビ瘢痕にはフラクショナルCO2レーザーを用いることが多いのですが、色白でキメが細かい肌質の方だと、ダウンタイムの赤みがしばらく目立つこともあります。この患者さんのご要望で前者を選択しました。

かれこれ3~4年の間に10回以上施術を続けたところ、陥凹性瘢痕はほとんど分からない位に消えてしまいました。回を重ねるごとに瘢痕はもちろん、毛穴もほとんど目立たず、小皺すらも消えてしまい、輝く様な肌になっていきました。施術の度に私が見とれるほどです。
10年前の臨床写真と比べると別人のようです。20歳代の若い頃より、今の方が遥かにキレイ!正直、そのように思います。私にとって何より嬉しいのは、その方が「キレイになったアタシを見て!」と言わんばかりに、自分に自信を持つようになられたことです。そして、私自身への励みにもなりました。

「継続は力なり。」「努力は必ず報われる。」
受験生時代のスローガンは、そのまま美容にも当てはまります。

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