2013-03-31

アンチエイジングの講習会

皮膚科関連の大きな学会にほぼ皆勤していると、毎度同じような演題を聴く機会が増え、少々食傷気味になって参りました。そこで私の関心事と目新しさを求めて、最近、日本抗加齢医学会に入会しました。新しい学会に入会した以上は、しっかり勉強して専門医取得を目標にしたいと考え、本日、大手町サンケイホールでの研修講習会に出席しました。
抗加齢医療の第一線で活躍される先生方のご講演は、いずれも大変興味深くためになりました。更年期の不定愁訴、肥満症、認知症に対しての漢方療法、がん予防効果のある食品、糖尿病における糖質制限食の有効性(脂質制限食との比較)、老いないための運動療法、認知症予防のための食事、禁煙運動の日本と諸外国の比較などなど。いずれも国民の関心も高く、ブログのネタになるような内容でしたので、小出しに紹介して参ります。
日本抗加齢医学会の会員は2001年4月に30人であったのが、わずか12年後の2013年3月には7828人と、日の出の勢いで増加しています。超高齢化社会を迎えて、医療の各専門分野で、元気で長寿を享受することを目指す理論的・実践的科学が必要になった証左でしょう。私も学んだ知識を診療の場に還元していきたいと考えています。

2013-03-29

スタッフと女子会

今晩は、当院スタッフ6名と柏高島屋の某レストランで女子会をしました。皮膚科外来のオンシーズンを迎えるに当たり、壮行会を兼ねました。宴会コース3,000円に2時間半の飲み放題1,000円をつけて1人4,000円です。しかも半個室貸切です。十分満足しました。女子会の店選びのポイントは、料理の質よりも飲み放題と居心地の良さの方が重要かもしれないと思いました。
出来上がった所で、隣に座っていた看護師のNさんとツーショットで撮りました。Nさんは助産師資格も持ち、英語、スペイン語堪能(渡航滞在歴あり)、しかも独身です。スタッフ一同、普段は口に出しにくい話題で盛り上がりました。

今月も明日1日で終了です。頑張ります。

2013-03-28

XEOの試み

本日CUTERA㈱さんのご好意により、美容レーザーXEOのデモンストレーションをして頂きました。XEO本体に、複数のレーザーのハンドピースを装着することができる複合機です。丁度、当院のスターラックスと似ています。当院のスターラックスにもIPL、1064nmND:YAG、フラクショナルレーザー(1540nmエルビウムレーザー)のハンドピースを装着して使用しています。
今回、XEOに3つのハンドピースを付けて、私の顔に施術して頂きました。

1つ目はTitanで、たるみの治療に用いる近赤外線ランプです。皮膚のタイトニングを行い、切らずにリフトアップする最新の美容医療機器です。当院にはないので、興味津々でした。たるみの治療と言えば、サーマクールのような痛い治療を想像していましたが、まったく痛くなく、ちょっと暖かい位でした。私は元々小顔なので効果は実感しずらいとは思いますが、小顔効果とフェイスラインの引き締め効果があるそうです。
2つ目はGenesis(1064nmND:YAG)です。顔面全体に中空照射し、真皮乳頭層を加熱、コラーゲンの増生を促し、肌のキメとハリを改善させます。こちらも施術中に疼痛は感じず、暖かい程度です。部分的に熱く感じても大したことはありません。ウトウトと居眠りしそうになりました。
3つ目はPearl Fractional(2790nmエルビウムレーザー)です。当院の1540nmやフラクショナルCO2レーザーとの違いに関心がありました。私の顔にはニキビ跡も目立つシワもないため、鼻背、鼻翼の毛穴を狙って照射して頂きました。疼痛は、それなりにありました。一度に顔面全体への施術は無理かもしれません。術後には疼痛はなく、数時間で赤みは徐々に薄くなり、予想よりもダウンタイムは短い印象です。
とても丁寧に施術して頂き、ありがとうございました。結果が楽しみです。また改めて報告させて頂きます。

この5年間で、私の顔には各社のフラクショナルレーザーを幾度となく照射しました。お陰さまで5年前よりも肌が若返ったようです。先日、5年ぶりに来院された患者さんから、「あれ?若い先生に代わっちゃったんですか?」と言われ、大笑いしました。ということは、5年前は実年齢よりも相当老けて見られていたのかもしれません。複雑な気持ちです。

2013-03-27

夏までの予定

今日は真冬のような寒さで、花冷えの1日でした。こんな日に早くも、私の夏の予定を決めましたので、先刻、7月8月の休診カレンダーをアップしました。いつもながら休診日は、3~5か月前には決めています。学会出張、旅行、趣味の観劇の日程を休診日にさせて頂いています。今年の夏は海外旅行は行かず、2泊までの国内旅行のみです。
春夏は学会が多いです。4月に名古屋、5月に横浜、6月に横浜で2回、7月に宇部、8月に神戸と続きます。観劇の予定は8月まで毎月1回以上入れており、すでにチケットも購入済みです。
どんなに仕事がきつくても、休みの日の楽しみがあるからこそ、頑張れます。仕事に励むためには、自ら、お楽しみの予定を入れる必要があります。オフでの楽しいことがあるからこそ、日常のオンに張り合いがあります。仕事をされている方は、皆さん同じでしょうね。

2013-03-25

医師国家試験にちなんで

本日は保健師、助産師、看護師の国家試験の合格発表があり、先週19日には、医師および歯科医師国家試験の合格発表がありました。恒例の資格試験の発表シーズンです。
さて、今年の第107回医師国家試験の合格率は、全体では89.8%、新卒者のみでは93.1%でした。このたび7,696人 の医師が誕生しました。合格された方々、おめでとうございます。

合格基準は、一般問題を1問1点、臨床実地問題を1問3点とし、(1)~(4)のすべての合格基準を満たした者が合格とされます。
(1)必修問題                 160点以上/200点
(2)必修問題を除いた一般問題     139点以上/200点 (1問は採点除外等の取扱い)
(3)必修問題を除いた臨床実地問題  427点以上/597点
(4)禁忌肢問題選択数  3問以下

1,000点満点で730点がボーダーのようです。昔は6割がボーダーでしたので、基準が厳しくなりました。でも、合格率は昔も今も9割前後でほぼ一定しています。
私の学生時代は、医学部の教育システムがユルユルで、1.2年は教養課程で野放し。理数に滅法弱い私は、物理と数学で泣きましたが、一方、ドイツ語、英語、ラテン語、文学哲学などの文系科目は楽しめました。3.4年生は基礎医学、5.6年生でやっと臨床医学を学び、6年生でポリクリ、卒業試験は1月ごろまでやっていました。当時、国家試験は4月上旬でしたが、卒業試験が終わってからわずか3カ月しか期間がないため、国家試験対策のための勉強はあまりできませんでした。

昔も今も、国立大学には国家試験対策のためのシステムはありません。
在学中は目の前の試験に通るかどうかが喫緊の課題であり、国家試験対策まで手が回らず、それどころでない、というのが実態でした。それでも国家試験に落ちる気がせず楽観的でした。落ちるのは下位10%と言われていたので、何となく自分の位置付けはそれよりはマシなのでは、という全くエビデンスのない自信でした。
結果は無事合格でしたが、今から思うとアブナイ綱渡りでした。1985年5月27日付で医籍登録をし、同年6月1日より皮膚科研修医としてスタート。諸先輩方のご指導ご鞭撻を仰ぎ、今日に至りました。

医師国家試験は、医師になるためには避けては通れませんが、一通過点にしか過ぎません。むしろ医師になってから、修行の場で幾多の試練が待ち受けており、それが成長の糧となり力を付けることができます。
新医師の先生の方々、初心を忘れず精進されること期待しております。
(長女の在学する大学の合格率は、新卒者で96.8%、全体で91.7%だったので、とりあえずホッとしました。2年後に合格していたら、当ブログで発表します。)

2013-03-23

上野でお花見

今日は東京ドームシティホールで、あるダンスフェスティバル(発表会)がありました。私は今回は出演せず、観客として鑑賞しました。演目はベリーダンス、ジャズダンス、ヒップホップ、キッズダンスなど多彩で楽しかったです。50~60歳代のメンバーによるジャズダンスのパフォーマンスが素晴らしく、ブロードウェイのミュージカルを彷彿とさせました。ショーダンサーのようにカッコイイ。私よりも年齢が上の方々による素晴らしい演技を観ると、勇気付けられます。プロのダンサーのステージを観るのとは別の視点で楽しめて、感動がありました。

帰りに上野公園に立ち寄り、お花見をしました。ほぼ満開でした。予想していたとはいえ、大混雑していました。前回ここに来たのは、2年前の大震災の1カ月後。当時は自粛ムードが強く、さほど混雑しておりませんでした。当ブログに写真も載せました。花見の混雑と盛況ぶりは、平和の象徴かもしれません。宴席では4~5人の芸者さんも見かけました。明日は雨の模様です。記録的な早咲きのため、今月中に散ってしまうかもしれません。

2013-03-22

メガネ女子

寄る年波には勝てず、老眼になりつつあります。元々は強度の近視なので、度の強いメガネかコンタクトレンズのいずれかをしています。昔からメガネが似合わず、メガネをかけると実年齢プラス10歳に見えると言われていました。しかしながら、近視用のコンタクトでは仕事に支障が出るようになり、手術などの時には拡大鏡をかけています。ただし拡大鏡では1メートル先は焦点が合わないため、診療中にかけたり外したりしていました。ちょっと厄介です。
そこで先週から、素直に老眼を認めて、1年以上前に購入した+1の度数の老眼鏡をかけて仕事をしました。診療中、かけっぱなしでOKでしたので楽でした。70歳代の男性の患者さんから、「メガネが可愛いですね。」とお褒め頂き、満更でもありません。長女には、「年齢不詳で、30歳代でも通るかも?私と姉妹に見えるかも?」とも言われました。
自分ではメガネは絶対に似合わないと思い込んでいたのですが、意外に好評でした。普段は近視用コンタクトで、仕事中はそれに老眼鏡をかける、という方法をしばらく続けてみます。

2013-03-21

Googleマップの更新

昨日ある患者さんから、当院HPのGoogleマップの間違いを指摘して頂きました。当院所在地は、我孫子市我孫子1-17-20なのですが、地図上では、東我孫子1-17-20を示していました。事務員によると、「場所は東我孫子の駅前ですか?」との電話での問い合わせが、最近、相次いだそうです。私の知らないところで、いつのまにかHPの地図が変更されていました。

HPは私が運営しておりますので、見栄えのしない稚拙な仕上がりですが、当ブログと地図と休診カレンダーの3点は、すべてGoogleの無料ソフトを用いた外部リンクです。移転後は、地図埋め込み用HTML コードは変更しておりません。本年になってGoogleマップが更新され、それによってバグを生じたようでした。昨夜、新しいHTML コードを入力し、埋め込み地図を訂正しました。

以前より、ポイントの位置が当院裏のマンションを指しており、若干ずれております。理由は、Googleマップでは我孫子1-17までならば表示できるのですが、1-17-20までは表示不可能のようです。隣地を指す程度ならば、さほど問題はないと考えます。また、フレーム内では「大きな地図で見る」ことができないようです。

以前にも、Googleカレンダーのレイアウト変更による休診カレンダーのバグが発生し、患者さんからご指摘頂き訂正したことがあります。外部リンクが更新されたことによるバグは、私もスタッフもまったく気付きません。いつもながら患者さんからのご指摘により慌てて訂正し、その間、ご迷惑をおかけしております。今後も何かお気づきの点がございましたら、ご指摘頂きたく、お願い申し上げます。

(ブログの更新ならばどの端末からでもできるので簡単なのですが、HPの更新は決まったPCからのみできます。実は私にとっては、不慣れでちょっと面倒なのです。滅多にしないことは忘れてしまいます。)

2013-03-20

若い頃よりキレイ

開業して10年半経ちましたので、10年間、現在も診ている患者さんがいます。そのうちの1人を紹介します。
10年前に、20歳代の患者さんが当院を初めて受診されました。顔立ちの美しいお嬢さんですが、顔全体に赤みのある炎症性のニキビが多数見られ、肥厚性および陥凹性瘢痕も混在していました。診察中、ずっとうつむいたままで顔を上げず、私と目を合わせませんでした。語り口もオズオズとし、自信がなさそうに見受けられました。標準治療の後にケミカルピーリングを続けたところ、炎症性のニキビは消失し、陥凹性瘢痕だけが残りました。当時はアダパレンは国内では未承認でしたし、当時の医療水準では、これがニキビ治療のゴールであり、限界でもありました。

その後しばらく来院されず、数年前に久しぶりに再診されました。他院で発売当初からアダパレンを処方してもらったところ、それが著効を奏し、新しいニキビはできにくくなったとのこと。患者さんのご要望は、「ニキビ跡をきれいに治してほしい。」とのことでした。
このとき既に30歳代。昔のような赤く腫れたニキビはなくなりましたが、陥凹性瘢痕が両頬に多発しておりました。そして、年齢相当の若干の小皺も見られました。私は当院のフラクショナルレーザー2機種のそれぞれの特徴を説明した上で、non-ablativeな機種であるスターラックスのLUX1540の治療を開始しました。通常ニキビ瘢痕にはフラクショナルCO2レーザーを用いることが多いのですが、色白でキメが細かい肌質の方だと、ダウンタイムの赤みがしばらく目立つこともあります。この患者さんのご要望で前者を選択しました。

かれこれ3~4年の間に10回以上施術を続けたところ、陥凹性瘢痕はほとんど分からない位に消えてしまいました。回を重ねるごとに瘢痕はもちろん、毛穴もほとんど目立たず、小皺すらも消えてしまい、輝く様な肌になっていきました。施術の度に私が見とれるほどです。
10年前の臨床写真と比べると別人のようです。20歳代の若い頃より、今の方が遥かにキレイ!正直、そのように思います。私にとって何より嬉しいのは、その方が「キレイになったアタシを見て!」と言わんばかりに、自分に自信を持つようになられたことです。そして、私自身への励みにもなりました。

「継続は力なり。」「努力は必ず報われる。」
受験生時代のスローガンは、そのまま美容にも当てはまります。

2013-03-19

掌蹠膿疱症を巡って

私は滅多にTVは見ませんが、今夜、たまたまある民放の医学番組を見ました。人気タレントが出演するこの種の番組の翌日には、決まって「私もTVで報道された病気ではないでしょうか?」と外来に患者さんが殺到します。民放の場合、センセーショナルな表現のことが多いため、視聴者は不安を煽られがちです。実際には報道とは無関係の症例ばかりで、「大丈夫ですよ。ご安心ください。」の一言だけで、検査も治療も要らないことがほとんどです。

今回の番組では、「胸肋鎖関節炎を伴った掌蹠膿疱症」の典型例が紹介されていました。 病歴と臨床写真(実際は同一疾患の他の患者さんの写真)を見れば、皮膚科専門医ならば数秒で診断が容易につきます。出演された患者さんはドクターショッピングを10件以上重ね、最後には掌蹠膿疱症と診断されたものの、症状の改善が見られなかったため、某病院の総合診療科を受診されたそうです。そこでは、SAPHO症候群(Synovitis滑膜炎、Acne 座瘡、Pustulosis 膿疱症、Hyperostosis 骨化、Osteitis 骨炎)と診断されました。「胸肋鎖関節炎を伴った掌蹠膿疱症」もSAPHO症候群の中の一疾患と私は考えますが、非皮膚科医の先生は、両者を別概念の疾患と捉えているようでした。一般の視聴者にとっては、「掌蹠膿疱症とは違う極めて稀な聞いたこともない病気」という印象を持たれたのではないでしょうか。
いずれにしても、皮膚症状があれば治療は皮膚科で行います。症状は、手足に紅斑、膿胞、角化と爪の変形を認めます。原因は、細菌アレルギー説、金属アレルギー説など諸説ありますが、不明のことが多いです。ただし喫煙者の場合は治りにくいので、禁煙することが重要です。治療はステロイド軟膏とビタミンD3軟膏の外用を主体ですが、難治のことが多いです。特に発汗の多い夏は悪化します。そこで、レチノイドの内服を併用したり、紫外線照射療法を併用します。
当院では、ターゲット型の紫外線照射器エキシマライト(VTRAC)を用いて治療いたします。週に一度以上の通院が必要ではありますが、副作用もなく非常に有効です。患者さんの満足度も高いです。
掌蹠膿疱症の10%近くに、胸肋鎖関節炎などの関節症状を伴います。治療はNSAIDs(鎮痛剤)、MTXが使用されますが、痛みの完全なコントロールは難しいです。近年では、抗TNFα製剤による皮膚、関節病変への有効性も報告されています。

寛解しにくい難治性疾患は、患者さんも不安になり、ドクターショッピングを重ねがちですが、主治医の先生を信頼し、率直に相談されるのが最善と思います。その上で、必要ならばセカンドオピニオンを求めるのがよいのでは、と考えます。
今夜のTV番組を見た主婦湿疹や掌蹠膿疱症の患者さんが、明日、全国各地の皮膚科を受診されることでしょう。皮膚科の先生方、ご多忙な中、お疲れ様でございます。

2013-03-18

伊香保温泉にて

花粉症のトップシーズンではありますが、昨日、今日と2日間オフを取らせて頂き、伊香保温泉に行って参りました。伊香保は一昨年の9月以来2回目です。先週に引き続き、高速道路を通って2時間運転しましたが、意外と近いです。泊まったのは伊香保一番の湯量を誇るホテル木暮です。温泉施設が素晴らしく充実し、いくつものお風呂が楽しめます。食事も美味しくて大変満足でした。和洋室の特別室のベッドはシモンズ社製で、ぐっすりと熟睡できました。部屋からの眺望も抜群でした。

伊香保名物の石段も上りました。

2日間に渡り十分英気を養いましたので、明日からまた頑張ります。

2013-03-16

ベリーダンス・エボリューション

今夜は、五反田のゆうぽうとホールにてベリーダンス・エボリューションがありました。バレエのようにストーリー仕立てのダンスショーでした。ダンサーの出身は、アメリカ、ブルネイ、ロシア、チェコ、ブラジル、日本、イタリアと多彩で、ヒップホップと融合したアメリカナイズれた味付けでした。後半は、アラビック・ドラム(タブラ)の演奏とソロダンスが披露され、私にとってはこちらの方が印象的でした。実は生のタブラの音を聴いたのは、今日が初めてでしたが、完全に魅せられました。タブラのリズムに合わせて、ダンサーがシミーやアンジュレーションなど、お腹を自在に動かします。圧巻は主宰のジリーナの演技で、素晴らしかったです。
実は、私は小中高、大学1年生までパーカッション(ドラム、ティンパニ、ラテンパーカッション、和太鼓)をやっていましたので、民族楽器を含めてドラムが大好きです。どんな曲を聴いても、パーカッションのパートのリズムを選択的に聴き取る習慣が身に付いています。今日初めて出会ったアラブの太鼓には、一目(聴き)惚れしてしまいました。いつかチャンスがあれば、タブラの演奏をしてみたい、と思います。
ラテンもアラブも、叩いて踊れて、ドラマー兼ダンサーを目指したいところです。

2013-03-13

春の嵐、ニキビと花粉

只今、突風が吹き荒れています。砂埃とともに花粉が大量に飛散しているようです。花粉症の方にとっては、辛い日々です。当院にも、顔面のスギ花粉皮膚炎の患者さんが連日来院されます。乾燥肌の比較的若い女性の方に発症しやすい傾向があります。眼瞼から始まり、顔面全体から首にかけて紅斑と痒み、ヒリヒリ感を生じます。

さて、花粉症発症前より顔のニキビにアダパレン(ディフェリンゲル)を外用されていると、どうやら、スギ花粉皮膚炎が発症しやすい印象があります。もともとアダパレン自体の刺激症状があるところに花粉が付くと、なおさら炎症症状は強いようです。当院ではアダパレン使用時には、手持ちの保湿剤かあるいはヘパリン類似物質含有ローションを予め外用し、その上からアダパレンを外用するよう指示しています。
スギ花粉皮膚炎を発症した場合には、一時アダパレンの使用を中止し、たとえニキビがあってもステロイド軟膏を外用する必要があります。その上から、ニキビに対して抗菌剤を重ねて外用します。マスクを付けると口の周りから顎にかけてニキビが悪化することもあるようですが、仕方がありません。ニキビの治療は季節を問わず長く続ける必要がありますが、スギ花粉皮膚炎の治療は、季節限定で高々1カ月程です。この間は、ニキビよりもスギ花粉皮膚炎の治療を優先するべきです。
季節も終わり、嵐が過ぎ去ってから、じっくりニキビの治療に取り組むとよいでしょう。ニキビとスギ花粉皮膚炎、両者の治療の両立は難しいです。アダパレンとステロイドの正しい使用法は、皮膚科専門医にご相談ください。

2013-03-11

3.11から2年

東日本大震災から2年経ちました。私は本日14:46、仕事も終了しておりましたので、被災者の方々を思い、哀悼の意を込めて黙祷いたしました。あの震災と津波で多くの方々が亡くなられ、愛する者を失い、生活の場を失い、いまだに震災前の生活に戻れない方々が多数いらっしゃいます。その方々の悲惨で過酷な生活を思うと、祈らざるを得ません。
震災直後、被災者を助けて上げたくても如何ともしがたい状況下にあり、自分にできる事は、目の前の仕事を淡々とすることだと自らに言い聞かせ、震災翌日も通常通りに診療しました。自粛することが復興支援に繋がるとはとても思えなかったので、通常の日常生活を送りました。
多くの方は震災を通じて、当たり前と感じている日常生活と人との絆の大切さを改めて認識されたことでしょう。私もそうでした。そして誰にでも、ある日突然「死」が訪れる可能性がある、という目を背けたい現実を直視せざるをえませんでした。
近代以前は、「人生50年」でした。それを過ぎている私は、いつ逝っても早すぎる訳でない、と考えます。確かにまだやりたいこと、見届けたいことは山ほどあります。人生は年とともに忙しくなり、区切りが良い所なんてありません。であればこそ、1日1日を悔いのないように精一杯生きるしかありません。大震災以降の2年間、私はその思いでひた走って参りました。精一杯生きた証を記録に残したい、との思いで、ブログを綴っております。このブログを立ち上げたのが大震災の2か月前であったことには、大きな意味があると思います。

今生きている者は、無念の思いで亡くなった方々の分まで、悔いのないように生きるしかありません。
被災者の方々の復興とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

2013-03-09

チェントにて

3月にしては季節外れの初夏のような気候でした。所用のため長女の所に行き、「チェント」というイタリアンレストランで一緒にランチを食べました。クルマで2時間ほど高速道路を走った場所にあります。お店の中に入ると、外とは隔絶された素敵な異空間に感動します。日本にいるとは思えず、ハワイかバリのリゾート地に足を踏み入れたように感じます。インテリアなどの雰囲気は最高です。オープンキッチンで、料理人の仕事も演出の一つです。もちろん料理も美味しいです。自宅からは遠いのですが、「幸せな気分に浸れる」レストランの一つです。
本日のコース料理の内、パスタと肉料理を撮りました。



庭のプールには花びらが浮かび、リゾートホテルのようです。風も心地よかったです。


長女はCBTとOSCEの二つの関門を無事パスし、来月から医学部5年生に進級します。あと2年で卒業、早いものです。

2013-03-08

明日は休診です

花粉症の繁忙期ではありますが、明日土曜日は休診にさせていただきます。明後日の日曜日は通常通り診療いたします。連日、花粉症で目がウルウルして、瞼が赤く腫れた患者さんが多数来院される中、ご迷惑をおかけしますがご了承ください。当院HPの休診カレンダーでもご案内中ですが、今月の休診日は、9日(土)、17日(日)、18日(月)、23日(土)、31日(日)と土日が重なります。何卒、ご注意くださるようお願い申し上げます。

さて、花粉が猛威を振るう現在の状況下では、抗ヒスタミン剤内服、点眼薬、点鼻薬の使用のみでは、症状のコントロールが困難なこともあります。花粉飛散量が多い日は、一時的に少量のステロイド内服の併用が有効です。専門医にご相談なさってください。

2013-03-07

花粉で顔が痒い

スギ花粉症のトップシーズンに突入しました。予想通り、今日は花粉症の患者さんがたくさん来院されました。患者さんの半数以上は、眼瞼から頬、あるいは首にいたるまで、紅斑と痒み、ヒリヒリ感を訴えておりました。例年通り、女性の患者さんに多く見られます。肌がガサガサに荒れて化粧のノリが悪い、との訴えも多いです。典型的なスギ花粉皮膚炎です。今年が初発、という患者さんが今日だけでも数人来院されましたが、やはり今年は、花粉の量が例年よりも多いせいだと思われます。すでに抗ヒスタミン剤の投与を受けていても飲み薬だけでは治まりませんので、早めに皮膚科受診をお勧めします。
ところで皮膚科の外来は、「混雑も閑散も彼岸まで」と言われ、毎年3月20日~9月20日の半年間がオンシーズン、残りの半年間がオフシーズンです。季節労働者の皮膚科医にとって、春の彼岸までがwinter vacation に相当し、私はそれまでは充電期間と割り切っていました。今年は予期したよりも早くvacation が過ぎ去り、2週間早くオンシーズンに突入した様です。冬が名残惜しい・・・。

2013-03-06

適度な運動強度とは

今日は、まるで4月下旬のような春もウララのお天気でした。急に暖かくなりましたね。外に出て運動がしやすくなりました。
さて、冬の間の運動不足を解消するのは大切なことですが、激しい運動は逆にカラダへの負担が大きく、健康的でないことが分かってきました。適度な運動とは中強度の運動と言われています。人により年齢や体力が異なり、同じ運動でも「苦しい」と感じる度合いが違うので、程度は一概にはいえません。
そこで、運動強度の目安を本人が感じた程度で表した「ボルグスケール」(Borg scale)を紹介します。運動した時のきつさの程度を20段階に分け、安静状態を6、疲労困憊を20とします。楽からややきつい(11~13)が健康に適した運動の範囲です。脈拍数でいうと1分間に110~130泊くらいが目安です。少し早目に歩く散歩など、話しながら続けられるくらいの運動です。
1日30分が目安で、運動できない日があっても、1週間の合計が180分が目標になります。通勤のために自宅から駅まで早歩きをするだけでも十分です。同じ距離をゆっくり歩いても効果はありませんが、自分がややキツイと感じる程度に負荷をかけると心拍数が適度に上がり有効です。
私は毎朝実践しておりますが、代謝も上がり、軽く汗をかき、食欲も出てきます。健康に良いです。ちなみに私は早歩きが生活習慣になってしまっため、人に歩調を合わせてゆっくり歩くと、とても疲れます。おそらく多くの方は私に歩調を合わせると、キツイと感じるのでは、と思います。適度な運動強度は個人差があるため、本人の感じた程度を基準にするボルグスケールは、適切な指標です。

日本医師会が発行した患者さん向けのチラシ「健康プラザ」から引用しました。

2013-03-05

映画「レ・ミゼラブル」

今日は柏高島屋の隣の映画館で、話題の映画「レ・ミゼラブル」を観ました。5日前にビクトル・ユゴー原作のミュージカル「ノートルダム・ド・パリ」を観たばかりで、ただ今ビクトル・ユゴーにはまっています。私は今まで帝国劇場でのミュージカル「レ・ミゼラブル」は2回観に行きましたが、今回の映画はその映画版で、セリフは全くなく、お馴染みの名曲の数々でストーリーが展開されます。歌は吹き替えではなく、俳優が生で歌います。劇場版以上に感動しました。私が今まで観た映画の中では、最も感動したものの一つです。
ジャン・バルジャンが地獄の底から這い上がり、司教との出会いにより改心し、ファンテーヌとその娘コゼッとに無償の愛を注ぐ、という物語ですが、キャスティングが素晴らしい。全員がオーディションにより決まったそうです。特に主役のヒュー・ジャックマンが素敵でした。オーストラリア出身ですが、一見ラテン系のイケメンです。最も印象的な歌は、ファンテーヌが娼婦に身と落した時に歌った「I dremed a dream(夢破れて)」です。スーザン・ボイルのカバーで有名です。そして、学生や民衆がバリケードを築いた時の「The people's song(民衆の歌)」です。全キャストがこれを歌った圧巻のラストシーンは特に感動的で、映画が終わった瞬間、私は思わずスタンディング・オベイションをしたくなりました。映画というよりも、極上のミュージカルを観た思いがしました。
監督のトム・フーパーはオックスフォード大学出身、コゼットの婚約者マリウス役の俳優と宿屋の主の俳優はいずれもケンブリッジ大学出身だそうで、知性が集結しています。

実は、昨日来院されたある患者さんより「いいね!」と勧められ、突然無性に見たくなり、春休み中の娘を誘って思いつきで映画館に行ったのでした。入場料は、たまたまサービスデイだったので1,000円でした。観劇のチケットは通常は12,000円するのに対して、とても安いです。この映画に関しては自宅でTVやDVDで見るのではなく、映画館で見る価値のある作品です。

2013-03-04

ホクロの取り方

3月は卒業式シーズンです。入学試験や国家試験が終わり、あるいは合格発表も済み、晴れ晴れとした表情の患者さんが何人も来院されました。卒業式シーズンでは、当院の美容メニューの中で最も需要が多いのが、お顔のホクロ除去です。次いでピアシング(ピアスの穴開け)です。ちなみに美容治療の最も多い月は12月ですが、この時期にはQスイッチレーザーによるシミ取りと、ヒアルロン酸注入によるシワ取りが圧倒的に多いです。年末休みの前に他人に気付かれずにキレイになりたい、という要望が多いです。卒業式シーズンも同様の理由で、新しい環境に入る前に気付かれないように、以前から気になっていたホクロを取ってしまいたい、という方は多いです。
さて、ホクロを取る方法は二つあります。一つは手術です。局所麻酔後に紡錘形に切除して縫合し、20分くらいで終了します。ホクロの直径の約3倍の線状の瘢痕ができますが、約半年の経過でほとんど目立たなくなります。手術のメリットは、健康保険が利いて負担額の概算は9,000円以下です。確実に除去できて、病理組織検査もできます。
もう一つは、炭酸ガスレーザーによる治療です。局所麻酔してホクロの組織を蒸散し、3~5分で済みます。出血もほとんどしないため、まったく腫れません。翌日から洗顔も可能で、小さな病変ならば絆創膏も不要です。施術直後の創面はすり鉢状に軽く陥凹しておりますが、10日ほどで上皮化し徐々に平坦になります。瘢痕の赤味は3~6か月ほどで消失します。手術に比べ侵襲が少なくで簡単ですが、健康保険は利かず自費です。料金はクリニックにより規定され、大きさにもよります。7mm以下ならばキレイに仕上がりますが、それ以上では手術の方を勧めることもあります。

ホクロの除去に際に最も重要なことは、メラノーマや基底細胞癌などの悪性腫瘍を鑑別することです。たとえ小さな病変でも少しでも悪性の疑いがあれば、レーザーではなく手術をいたします。比較的ご年配の皮膚科の先生の中には、ホクロに対してレーザー治療は邪道であって、病理組織検査は必須である、と主張なさる方もいらっしゃいます。私もかつて勤務医の時にはそうでした。しかしながら実際にレーザー治療を行い仕上がりの美しさを目の当たりにし、宗旨替えをするにいたりました。皮膚科専門医の腕の振るいどころは、手術やレーザーの技術のみならず、臨床とダーマスコピーによる術前診断の確かさにあると考えます。

2013-03-02

春一番が吹くと

昨日、春一番の突風が吹きました。本日も強風でした。それに乗って当ブログの昨日1日のページビューは、開設以来最高の1,222件に達しました。2012年2月4日の「ザイザルvsアレグラ」が、当ブログで最も読まれている記事ですが、さらに記録を更新続けています。理由は、花粉症のオンシーズンで抗ヒスタミン剤の薬剤名を検索される方が多いからだと推測します。「ザイザル」で検索すると、当ブログがトップページにヒットします。1年以上前にサクサク書いた記事が、いまだにロングランヒット中です。
さて、花粉症もたけなわです。今日も、花粉症の患者さんが多数来院され、既に発症されている方がほとんどです。治療はシーズン中の抗ヒスタミン剤の連日内服と点眼薬、点鼻薬の併用です。目の周りの皮膚に炎症を伴うこともあり、その場合はステロイド軟膏の外用を行います。2011年3月6日の「スギ花粉皮膚炎」に詳細は記載しました。花粉が皮膚に付かないように、マスク、ゴーグル、帽子などで防御し、外出から帰ったらすぐに洗顔し保湿することが重要です。
春一番が吹くと、花粉症の方にとっては憂鬱なシーズンが始まります。その一方、風はまだ冷たいものの確実に季節は移り変わり、春が訪れています。当院の花壇でも、可愛らしい花が次々に咲いています。

2013-03-01

銀座でランチ

昨日は、渋谷で観劇する前に銀座に立ち寄り、ランチを食べました。銀座3丁目の別邸竹の庵です。完全個室の和会席のお店で、日本酒が充実しているようですが、今回は食事だけでした。1,500円のランチでしたが、コストパフォーマンスが素晴らしく、価格の割に質量ともに充実していました。主食は玄米で、一品一品が丁寧に作られており、美味しくて満足でした。注文してからの待ち時間もほんの数分でした。もっと安い1,000円のランチもあり、いずれもドリンク付きです。やはり銀座は名店が多いです。

その後、銀座三越でショッピング。明日は夫の誕生日なので、プレゼントを買いました。マッキントッシュ・フィロソフィーのセーターとポロシャツの2点で30,450円。本人には気に入ってもらえたので良かったです。

時間があれば買い物を続けたかったのですが、私は時間貧乏人なので、それは叶わずまたの機会にしました。