2012-06-21

エルビウムヤグレーザーの試み

本日、ドイツ・エスクレピオン社製のエルビウムヤグレーザーMCL30Dermablateのデモ機をお借りしました。先日の京都の学会でのセミナーを聴いて、興味を持ったからです。
メーカーさんから手技の説明を受け、野菜のナスでしっかり練習するよう指示を頂きましたが、私はナスで練習するよりも、自分の皮膚ですぐに試したくなります。いつもながら新しいレーザーが来たら、まず自分の皮膚で練習して痛みの程度や術後の経過を見てから、患者さんに施術します。早速、自分のホクロに対して局所麻酔なしで照射してみました。CO2レーザーと比較して、
1、浅い照射ならば麻酔は不要。ただし個人差はあるでしょう。
2、組織が黒く炭化しないので、メラニンの色が鮮明に見える。CO2レーザーでは、術中に両者の識別が困難なこともある。
3、周囲組織への熱損傷が少ないため、創傷治癒も早そうで、おそらく炎症後色素沈着も少ないのでは。

以上が自分のホクロに照射して、その場で感じたCO2レーザーと比較しての長所です。
一方、慣れているCO2レーザーと比べ、勝手が違うと感じた短所は、
1、ガイド光が大きくて明るすぎるので、病変が隠れてしまい見えづらい。1mmのピンポイントにレーザー光を絞っても、ガイド光が大きいので病変からずれてしまう。もしかしたら調整できるのかもしれないが、メーカーに問い合わせ中。
2、真皮まで照射すると出血する。術後に圧迫止血する必要がある。私は圧迫しなかったら服が血まみれになりました。
3、フラクショナルレーザーのハンドピースへの脱着は若干面倒。
4、フラクショナルレーザーの照射野のサイズと形状は固定で、変えられず。
5、ドイツ製の機器だからか、ボディが大きくて重い。日本車のようにコンパクトボディで高性能だったら扱いやすい。私が機器に求めるのは、小型で軽量な割に、丈夫で長持ち、手間いらずです。

以上が、デモ機を10分間いじった感想です。総合的には蒸散のみならば、エルビウムヤグレーザーの方がCO2よりも仕上がりが美しく、文句なしで圧勝です。
たった今、メーカーさんからメールが届き、ガイド光の調整はできるそうです。明日訪問して頂くことになりました。1週間、デモ機をお借りするので、いずれ追加報告します。

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