2012-06-05

女性のお肌の曲がり角

学会レポートの続きです。ランチョンセミナーにて、近畿大学アンチエイジングセンターのY先生が、レーザーを用いた美容皮膚治療の講演をされた直後に、会場から質問が出ました。
「高齢女性の皮膚とは、具体的に何歳以上を指しますか?」
それに対しての演者の先生のご回答は明快でした。
「閉経以降の女性のことです。女性の肌は、エストロゲンのなせる技で張りがあり、キメが整っていますが、エストロゲンがなくなると、セラミドも減少しコラーゲン産生も低下し、潤いと張りが急になくなってきます。毛穴も目立ち、小皺とタルミも目立ったきます。当院では、女性の患者さんに対して閉経の有無は問診の必須項目です。他に更年期障害があり適応があれば、積極的にHRT(ホルモン補充療法)を行います。HRT開始により種々の訴えが減り、同時に肌の悩みも解決することが多いです。」

女性の更年期障害の症状は様々です。エストロゲンが減ることで、脂肪の分解が少なくなり消費されなくなります。閉経前の体型を維持するには、食べる量を減らすことと、運動量を増やすことが必要です。さらにコレステロール値が上がり、骨密度が減り、疲れやすくなったり、うつ状態になったり、不定愁訴や時に認知症を発症することもあります。
私自身、現在52歳で更年期まっ盛りのはずなのですが、いまだ閉経を迎えず、自覚的には更年期障害とは無縁です。日々忙しく、「うつ」っているヒマもありません。私が20~30歳代の頃、52歳のオバサマの診察をすると、不定愁訴が長く、お話を聞いていると診察時間が長くかかったケースが多かった記憶があります。自分もいつか、ああなるのかしら?と覚悟を決めていましたが、今のところそのような気配はありません。
年齢を経るに従い、今までにない症状が自らに現れても、「芸の肥やし」になると腹を据え、迎え撃つつもりです。曲がり角あるいはターニングポイントに差し掛かっているのは感じます。

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