2012-02-29

リストランテ・カステッロにて

昨夜は、佐倉市内のリストランテ・カステッロでイタリア料理を頂きました。初めてでしたが、お店の外観を見てびっくりしました。まるでメディチ家の邸宅かお城です。中に入ると、壁にフレスコ画風の宗教絵画が描かれていました。システィーナ礼拝堂のミケランジェロ「最後の審判」か、ウフィツィ美術館のダヴィンチ「受胎告知」を思わせます。お店に足を踏み入れた瞬間、ただものではないという期待感が膨らみます。料理も1品1品が感動的な美味しさでした。ワインもイケましたので、ガンガン行きました。
壁画を制作された芸術家の方々が、たまたま来られて食事されていました。
私が食事をご一緒したのは、成田市内の女性医師のS先生です。S先生の医院もアイチケットを使っています。開業されて7年たち、最近、電子カルテを乗り換えたばかりだそうです。2つのカルテを開きながら診療し、大変そうです。散々悩んだ末の結論だそうです。私にとって参考になりました。
素敵なガーデンテラスです。料理の一部を撮りました。
今朝は、珍しく2日酔い。しかしながら2日連続で美味しいものを食べたので、脂肪を燃焼させねばと思い、雪の降りしきる中、足立区西新井のスポーツクラブまで足を運びました。午前11時ごろには体調も回復し、パワー全開です。ラテンファンのレッスンに初めて参加しましたが、会員の方々が親切に接してくださり、レッスンを楽しむことができました。
明日から3月。春の雪解けは早いのでは、と期待しております。

2012-02-27

今晩のディナー

今夜は、クレストホテル柏のレストランびすとろ菜にて、ディナーを頂きました。私の移転事業をお手伝いしてくださる素敵な方達とご一緒でした。和洋会席美食紀行というコースでしたが、講演会後の懇親会での立食会とは別格に美味しかったです。この会場で月に1~2回ほど、立食ビュッフェを食べているので、おおよそのメニューは知っているのですが、いつもの料理とはまったく違い、1品1品が極上でした。シェフが目前で出来立てのローストビーフをスライスしてくれたり、釜で炊いた炊き込みご飯のおこげは最高に美味しかったです。
会話も源氏物語に話が及び、光源氏が愛した3人の姫君の談義になりました。以前にブログでも書きましたが、今の私は源氏物語よりも更級日記の方に、より共感を持っております。作者は元祖腐女子的オタクで回顧的ブロガーです。日本人のブログ好きのルーツを見るような思いです。美味しい料理を頂きながら、古典を語るのは楽しいです。
ホテルのロビーには、ひな人形が飾られ豪華でした。今週末はひな祭りです。我が家にも同じサイズのひな壇があるのですが、今年は飾るような余裕はなさそうです。

2012-02-25

スタッフ募集

当院では移転に伴う業務拡張のため、スタッフを募集しております。職種は事務員と看護師です。いずれも経験は不問ですが、新しい知識を得るのに熱心な、意欲のある方を求めます。概要は求人サイトのページをご覧ください。ご興味のある方は、ハローワークのHPで詳細な情報をご確認の上、できれば紹介状を同封してご応募ください。新規開院のクリニックで、一緒に働いてくださる方、ご応募をお待ちしております。
事務員の求人は,
http://www.guppy.jp/mc/hw/870966
看護師の求人は、
http://www.guppy.jp/ns/hw/872762

2012-02-22

Spring has come!

我が家では、6年前より梅の鉢植えを育てています。毎年2月には開花するのですが、昨年はなぜか開花しないうちに季節も終わってしまいました。今年は数日前より、2年ぶりに花が咲き始めました。昨日より気温も暖かくなり、陽も次第に長くなってきました。待望の春の到来です。
我が家は柏駅より徒歩13分の至便な場所ながら、閑静な住宅街にあります。ご近所の庭では木々が生い茂り、3月になると近隣ではウグイスが鳴き始めます。昨年は大震災の後に、何事もなかったかのようにウグイスがさえずっていました。もう3週間もすれば、私はウグイスのさえずりで目を覚ますことになるでしょう。
昨日は、移転先の医院の建物の中に、初めて入りました。一見すると医院というより、レストランかペンション思わせるオシャレな洋館風です。待合室では吹き抜け天井でファンが回っています。美容の施術をするトリートメントルームは、バリなどの東南アジアのエステを思わせるエスニックな内装です。メイクを落とすパウダールームはホテル仕様です。
昨日は実務的な打ち合わせのため、写真を撮る余裕などなかったのですが、来月上旬にはエクステリアも完成し、引き渡しの予定です。また改めて、写真を撮ったらブログにアップします。
私の近況は移転関係の打ち合わせのため、各社の方々と連日のように面会、あるいはメールでのやり取りをしており、診療終了後からが予定が立て込んできます。今の時期は診療は閑散期なのですが、社長業(理事長業)が多忙な状態です。なので、ブログの更新も滞り気味になりますが、ご了承ください。
この春は、私の人生で最も慌ただしい春になりそうです。梅を観ることができても、桜の花見をする余裕はなさそうです。

2012-02-19

京王プラザホテルにて

昨日、本日と2日間に渡って、京王プラザホテルにて日本皮膚科学会東京支部学術大会がありました。同門の先生方や企業の営業担当の方々にお会いしましたが、私のブログを読んでくださっていると声をかけていただき、嬉しく思いました。大学に所属する先生方からは、医療機器の使用経験のブログ記事について、コメントやご質問をいただきました。ウェブからコメントを送信するのは面倒のようですが、学会の懇親会で私を見かけると、気軽に声をかけてくださるようです。私の経験が、諸先生方の日常診療にお役にたてれば本望です。
今回の学会で、直接診療に役立つ情報もありましたが、最も印象的だったのは、上智大学名誉教授アルフォンス・デーケン先生のご講演「死生学入門~死への準備教育とは」でした。先生は、1932年にドイツで生まれ1959年に来日され、日本人以上に日本語が堪能な哲学博士です。死に直面した患者へのdeath education死への準備教育と、残された遺族に対してのgrief education悲嘆教育の必要性を説かれていました。こう書くと堅苦しい印象がありますが、お話はユーモアたっぷりで、私はずっと声をたてて笑いっ放しでした。講演の最後にはユーモアの大切さを説かれていました。ユーモアとジョークは似て非なるもの。ジョークは話の技術でもあり、時として人を傷つけることもあり得るが、ユーモアは愛と思いやりの表れである、とのこと。例として、お父様が反ナチ運動で生命の危機に曝されているときですら、家族の前では、ユーモアを決して忘れなかったことを挙げられ、家族への愛情の表れであると言われていました。
ご講演を拝聴して、こんな先生の講義だったら大学の授業はどんなにか楽しいでしょう、と思いました。
会場の京王プラザホテルのロビーには、ひな祭りにちなんで、ひな壇と吊るし飾りが飾られており、とても華やかでした。

2012-02-17

リンダさん、カッコイイ~

バレンタインデーの日、私は誰からもチョコレートを頂けなかったのですが、嬉しいことがありました。大好きな山本リンダさんが、NHK歌謡コンサートに生放送出演され、「狂わせたいの」を歌われました。昨夜もまた、テレビ東京の木曜8時のコンサートで「狂わせたいの」を歌われました。両日とも夕食の時間帯でしたが、私は箸を置き食事も中断し、TV画面のリンダさんに目が釘付けになり、いつの間にか一緒に踊っていました。物の数分でしたが、心酔してしまいました。リンダさん、カッコイイ~!溜息が出ました。
私は、中学生の時にリンダさんの「どうにもとまらない」を見て、衝撃を受けました。ラテンのリズムにのって、お臍を出した斬新的な衣装を身にまとい歌って踊る姿に、見たことがない新鮮な感動を覚え、夢中になりました。当時の私は三段腹で太っていましたので、リンダさんのプロポーションには憧れ、いつかはあんな衣装を着て人前でお腹が出せるような体型になりたい、と悲願を持ちました。憧れが原動力になってお陰さまで、体重は13kg減、現在のウエストは58cmにまで絞り込めました。
そして、20年前に第三次リンダブームが起こり、当時40歳のリンダさんが再び脚光を浴びました。若いころよりも抜群に歌が上手くなって戻って来られ、アイドルではなくシンガーとして成熟されていました。このころの映像を見ると、マドンナやレディーガガを凌駕するパフォーマンスを示し、世界標準のアーティストに引けを取りません。
2006年のデビュー40周年記念コンサートには、私も娘を連れて行きました。客性後方にまで下りて来られたので、私は手を伸ばし握手をしていただきました。現在還暦を迎えられ、来月には61歳になられますが、昔と変わらぬ美しさに加え、更に芸に磨きをかけ聴衆を魅了します。アーティストとして超人的な努力をされているのが分かります。
リンダさんの公式HPにはブログがあり、月に2回更新されています。読むと、被災地の方々への励ましのメッセージが散りばめられ、熱い思いが伝わります。飾らない自然な文体の中に、人柄と知性と教養がにじみ出ています。あるときは六本木のミッドタウンから中秋の名月を見て、歌を詠まれています。
「東北の 友の幸せ守らんと 月は光りぬ 雲をはらいて」
「東北の 山、川、海にも月天子 民を守りて いやまし光らぬ」
2首ともリンダさんの自作です。素晴らしい文才です。
プロフェッショナルとして並みはずれた努力をされ、女性としてのsexyな美しさを維持しながら、知性と教養も磨いています。私が憧れる女性です。ファンとして、ますますのご活躍を期待します。
http://youtu.be/ZwdUvHD8cEY
昨年TVで放映された動画です。IKKOさんなど、ゲストがノリノリで大喜びです。

2012-02-14

見学会のお知らせ

当院HPで既にご案内していますが、3月30日をもって現在地の医院を閉院とし、3月31日~4月9日の10日間は休診にさせていただきます。4月10日(火)より、移転先で新規開業の予定です。これに伴いまして、4月7日(土)10:00~15:00に新クリニックにて見学会を開催いたします。新たな門出に相応しい桜も満開の季節です。どうか皆さま、お誘い合わせの上、お越しくださるようお願い申し上げます。当日ご来院下さった方々には、当院オリジナルの粗品を進呈させていただきます。(品切れの節はご容赦ください。)
移転の件は10月7日にブログでお知らせし4か月経ちましたので、通院中の患者さんのおそらく半分以上の方はご存知のようです。先月末より受付に「移転のお知らせ」を置き、配布もしています。当院に数年間、毎月通院されている患者さんの中には、当院のHPもこのブログも見たことがない方も多数いらっしゃいまして、移転の件をお伝えすると、とても驚かれます。逆に新患の方でもご存知の方もいらっしゃいますので、インターネット利用の有無で、明らかに情報伝達の差があります。
現在、移転のお知らせの伝達方法はHPとブログ、待合室のアイチケット呼び出し画面、受付の配布物です。見学会が近くなりましたら、そのお知らせを主要新聞の朝刊折り込みチラシに入れます。近隣のご家庭にはポスティングもいたします。現在、チラシ文面の原稿作成や配布エリアなどにつき業者の方と検討中です。現在のビルの屋上看板に矢印を付け、移転先の方向が分かるように書き換えます。
建物本体は、本日完成したようです。実は毎日多忙で現場にはほとんど行っていないのですが、ご近所の患者さんから、工事の進捗状況を時々耳にします。スロープ、植栽、看板などのエクステリア工事がこれから始まります。看板のデザインも連日業者とやり取りしている最中です。同時進行でやるべきことが山ずみで、これから益々忙しくなりそうです。
私の友人の先生方へのお願いですが、お越しくださる場合はメールでご都合をお知らせくださった上、4月8日(日)以降でお願いできればありがたいです。2階の院長室などもご案内いたします。お楽しみに・・・。

2012-02-13

架空請求詐欺にご注意

先週末、私のスマホに見知らぬ相手からメールが届きました。ちなみに私のスマホは、迷惑メール拒否のために「キッズおすすめ設定」にしてありますが、ドコモからの携帯メールでした。
内容は、「お客様がご使用中の携帯電話の端末認証記録により、(有料複合サイト)の利用《着メロ・天気・懸賞・ニュース・占い・出会い・動画》等のコンテンツの登録及び利用があり、無料期間中に退会手続きが行われていないため、月額料金等の長期滞納が続いているとの事です。」という、いかにも一目で架空請求とわかる文面でした。私は12月にスマホを購入して以来、有料コンテンツを利用したことがないため、長期滞納などありえない話です。文末には、本日中に電話をしないと民事裁判を起こすことになる、と事務所らしき電話番号がありました。中学生以下の国語力と知性の低さをうかがわせる、笑止千万な稚拙な文面でした。これじゃあ、子供騙しにもならない、と思いました。
しかし中には、この程度のメールを鵜呑みにし、騙される気の毒な方もいらっしゃるかもしれない、と思い、私は無視を決め込むのをやめました。本日、警視庁のホームページから千葉県警サイバー犯罪対策のページに入り、架空請求詐欺通報の送信フォームにメール全文と相手のアドレスを書き込み、送信しました。本音は、こんなくだらない詐欺犯のために、私の貴重な時間を割かれたくないのですが、未然に被害を防ぎたいとの意図から、警察に情報提供をしました。
お年寄りを狙ったオレオレ詐欺と若者を狙った架空請求詐欺は、後を絶たないようです。騙されないように、くれぐれもご注意ください。

2012-02-10

情熱のタンゴに酔いしれて

昨日は、中野サンプラザでのアルゼンチン・タンゴの鑑賞に行って参りました。この会場でタンゴを観たのは、昨年3月11日の大震災の当日でしたので、約1年ぶりです。今回はバンドネオン奏者ファビオ・ハーゲル率いるアーティスト達と3組のダンサーによるタンゴ・ショーでした。エル・チョクロ、ラ・クンパルシータなどの古典タンゴから、アストル・ピアソラのリベルタンゴまで幅広い名曲の数々とダンサーたちの華麗な舞いを堪能しました。
ダンサーたちはいずれも美男美女で、見事なプロポーションに官能的な衣装、技巧的なステップで観客を魅了しました。私はオペラグラスを持参しましたので、ダンサーの指の動き、目の動き、汗のしずくまで食い入るように見入りました。男女の顔が近付くと吐息まで感じるようでした。あまりの芸術性の高さに、しばし現実を忘れ、灼熱の恋に身を焦がす情熱のヒロインになりきった妄想に浸ってしまいました。タンゴの世界にズッポリと入り込み、曲が終わって観客の拍手で我に返ったほどでした。素晴らしい!の一言でした。
一行は今回の来日で全国各地で公演中ですが、東京公演は昨日と本日で終了です。昨日が東京講演初日であったため、11か国の大使と大使館関係者が来賓として招待されていたようですが、客席前方より「bravo!」との歓声が何度も聞こえてきました。
私は多忙な現実からしばし離れ、夢のような時間を過ごしました。文字通りの「Dramatic Tango」でした。夢から覚めれば、ひたすら現実が待っていますが、夢の余韻を楽しみつつ明日もまた頑張ろう、という気持ちになりました。

2012-02-09

佐倉臨床皮膚懇話会にて

昨夜は佐倉市のウイシュトンホテルユーカリにて、マルホ㈱主催の第2回佐倉臨床皮膚懇話会がありました。私は佐倉に行ったのは初めてでしたが、我孫子から車で1時間で行けました。
近畿大学皮膚科のK教授が「当教室の光老化外来とニキビ外来の治療の実際」という講演をされました。K先生は、私が東京医科歯科大学に入局し研修医1年生の時に、大変お世話になった先輩の先生です。K先生は男性ながら肌が白くてキレイで、25歳当時の私が嫉妬するほどの美しさでした。そのK先生が、現在大学病院で美容皮膚科の診療と研究を熱心にされているのは、納得できます。
講演の内容は、シミやシワに対しての各種レーザー療法の症例の供覧と、ニキビに対してのファロムの有効性についてでした。近畿大学で導入されているレーザーと同等の効能の機種が、当院にもありますので、非常に興味深かったです。K先生ご自身が目の周りの小皺に、フラクショナルレーザーを照射した前後の写真も出されていましたが、やはり美容皮膚科診療に携わる医師は、自らレーザー療法の被験者になっていることが多いです。講演は短時間ながら私の興味関心事に一致し、大変満足しました。
懇親会では、初対面の先生ともレーザー療法の手技について討論することもできて、恰好の情報交換の場になりました。ただし会場が都心部から遠方のためか、懇親会が短時間で終了してしまい、もっと多くの先生方と語りたかったのに名残惜しかったです。最後まで残ったのは私と我孫子市内のM先生でした。帰宅したのは22時、皆さま、お疲れ様でした。

2012-02-08

4月以降の休診日

先刻、4~6月の休診カレンダーを更新しました。実は4~6月の3ヶ月間、ある学校の校医を依頼され引き受けました。ある学校とは2人の娘がお世話になった中学・高校です。年度初めの生徒を対象にした健診業務に、水曜日に数回行くことになりました。これに伴い、休診日は水曜日が多くなりました。
4月は移転のため9日まで休診にし、10日から移転先で診療開始します。本来は30日が定期休診日のところなのですが、これを返上し25日(水)が休診日、30日(日)は診療いたします。変則的になりますが、ご了承ください。
医院の経営を考えると診療日数は減らしたくありませんので、実質の休日を返上して健診業務に行くことになります。社会貢献と御礼奉公のつもりで参加することにしました。

2012-02-06

Spring is around the corner

我が家のダイニングルームでは、ミニスイセンが黄色い花を咲かせています。鉢植えを買った時には蕾でしたが、すぐに満開になりました。スイセンは早春の訪れを感じさせます。先週まで連日、最低気温が氷点下の日々が続きましたが、立春を過ぎてからは氷点下にはならず、若干寒さが緩んだように思います。
Spring is just around the corner! 中学1年生の時に聞いたNHKラジオの基礎英語の例文を思い出します。
春の訪れを憂鬱な気分で迎えられているのは、花粉症の患者さんだと思います。今年は例年よりも花粉量が少なめだそうですが、それでも、今のうちから対策を取られた方がよろしいでしょう。症状が出る前から、早めに抗ヒスタミン剤の内服を開始されるのをお勧めします。

2012-02-04

ザイザルvsアレグラ

昨夜は三井ガーデンホテル柏で、グラクソ・スミスクライン㈱主催の東葛北部ザイザイル発売記念講演会がありました。ザイザルは、抗ヒスタミン剤ジルテックの光学異性体を改良し、眠気を少なくした薬剤で、一昨年年末に発売されました。1年間投与した感想は、有効性はジルテックやその後発品と同等で、眠気は確かに少ないです。発売後1年間は処方日数が2週間までという制限がありましたが、現在では制限がなくなり長期投与が可能になりました。
抗ヒスタミン薬を服用することによって、本人が自覚しない集中力や判断力、作業能率が低下した状態のことをインペアード・パフォーマンスと呼んでいますが、最近はインペアード・パフォーマンスの起こりにくい薬剤を選択をするのが流行です。従来、眠気やインペアード・パフォーマンスが最も少ないと言われた抗ヒスタミン剤は、アレグラでした。ところがザイザルが誕生してからは両者良い勝負であり、眠気の少ない抗ヒスタミン剤の両横綱となりました。
2種の薬剤を比較すると、
①アレグラは1回1錠1日2回内服で、1日薬価164.6円
②ザイザルは1回1錠1日1回内服で、1日薬価121.9円
コストパフォーマンスでは、ザイザルに軍配が上がります。ちなみに2剤とも後発品は存在せず、先発品のみです。
さらに1日1回ならば飲み忘れは少ないのですが、2回となると飲み忘れの可能性も起こります。
ところで蕁麻疹の治療で通常量で無効の場合、最近の流行りは多剤併用ではなく、1種の抗ヒスタミン剤の倍量投与です。ザイザルならば、そのまま2錠分2で処方可能ですが、アレグラでは保険の制約で4錠分2で処方は不可能なので、患者さんに口頭で指示することになります。この点でもザイザルに軍配が上がります。私の経験ではアレグラもザイザルも倍量投与でも眠気を訴えた患者さんはおりませんでした。
以上を総括すると、一見ザイザルの方に分があるように思いますが、アレグラの実績と歴史は強固です。今まで毎年花粉症でアレグラを飲み慣れた患者さんは、やはり今年もアレグラの処方を希望されて来院されます。他院でアレグラを投与されていた患者さんが当院に来院されることもあります。薬剤変更の場合、その根拠を説明する必要があり、その手間暇を惜しむと同様処方に流れてしまいます。新規なら投与しやすいです。
ところで、厳密にインペアード・パフォーマンスを考慮しなくてもよいならば、私はジルテックの後発品のセチリジン塩酸塩を好んで出します。1日薬価は61.5円でザイザルの半額です。慢性疾患で長期投与する場合は、患者さんの負担を減らしたいという意図があるためです。

昨日の演者の先生は、都内T病院皮膚科部長のE先生でした。お酒の好きな先生らしく、ジルテックとザイザルの関係を玄米、精白米、大吟醸に譬えていました。おいしい部分を抽出して精製した、という意味だそうです。納得です。このE先生は、一見、プエルトリカンかイタリアン風のラテン系風貌をされ、皮膚科医の中ではタレント性のある異色の逸材です。懇親会でご挨拶したものの、私は食べるのに夢中で、今から思うとツーショットの写真を撮らせていただけば良かった、と思います。ブログにアップできたのに・・・。
今日も夕富士がきれいでした。今日は立春、春はもうすぐ。

2012-02-02

広報あびこ

我孫子市の広報「あびこ」2月1日号「健康メモ」の欄に、私が書いた記事が掲載されました。毎度お馴染みの「皮脂欠乏性湿疹」についてです。この欄は、我孫子市医師会の会員が持ち回りで執筆しています。およそ4年に1度、順番が回ってきます。以前も掲載時期が冬でしたので、「しもやけ」について書きました。
今回は、原稿締め切りが年末の忙しい時期でしたので、なんでも良いのでサクサク書けるものをテーマに決め、ブログを書く要領で10分くらいで仕上げ、ほとんど見直しをせず送信しました。自分では忘れたころ、昨日来院された患者さんから、「先生の書いた記事が広報に載っていましたので、読みました。記事の通りの症状でしたので来てみました。」と言われ、気付きました。実は、広報は資源ゴミ置き場直行でしたので、慌てて拾い上げ記事を見つけました。
本日も、記事を読んだので来院された患者さんがいらっしゃいました。私が予想した以上に、我孫子市民の方々は、広報をしっかり読んでいらっしゃることが分かりました。改めて記事を読むと、私が毎日患者さんに説明しているエッセンスがまとまっていますので、以下に写真を添えます。