2011-05-28

100歳のご長寿の証

本日は土曜日、いつもの如く混んでおりました。当院では土曜日の受付時間は9:00~12:00なのですが、100人以上の患者さんが来院されました。100人目の患者さんは100歳のご婦人でした。順番も100番、年齢も100歳でキリ番でした。その方の主訴は、お顔にできた老人性イボでした。
老人性イボは、正しくは老人性疣贅あるいは脂漏性角化症と言われる表皮肥厚を主体とした良性腫瘍です。通常シミから始まり、徐々に隆起して老人性イボになります。文字通り加齢とともに発症し、無害です。放置しても全く問題ないのですが、顔に生じた場合、患者さんのご希望があれば美容目的で治療します。当院では、液体窒素療法は行いません。理由は液体窒素療法では完全に取れないこともあり、たとえ取れても色素沈着を残します。自費の治療ですが、CO2レーザーを用います。貼り薬か注射の局所麻酔をしてから、CO2レーザーで病変を削ります。数分で終了し、1回の治療で完了です。洗顔は当日から、化粧は翌日より可能です。出血がなければ絆創膏は不要です。施術料金は医療機関によって異なりますが、当院では直径1mmにつき2,000円です。
当院で治療された患者さんの年齢層は、30歳代の若い女性から、上は80歳代の男性まで様々です。本日のその患者さんの場合、直径5cmほどの巨大病変でしたが、どう見ても良性です。100年間生きてこられたご長寿の証でもありますし、放置が一番と思いつつ、参考までに「レーザーで10万円位かかりますが、いかがされますか?」と尋ねたところ、ちょっと考えられてから断られました。
私は内心ほっとしました。もし「やりたい!」とおっしゃたらどうしようかと思いました。100歳の方に美容目的の自費の治療をするのも、正直、気が引けましたので。でも、女性は何歳になってもキレイになりたいと思うのでしょう。超高齢化社会に突入して、今後このような患者さんは増えていくことと思います。

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