2011-04-24

痛みのお話

本日は、さわやかな気候でした。先日で富士山も見納めかと思ったのですが、今朝も西の空に富士山が見えました。朝、富士山が見えると気分爽快です。
さて、昨夜は三井ガーデンホテル柏で東葛神経地域セミナーがありました。雨が降りしきる中、我孫子、柏、流山、野田、松戸の先生方が多数参加され盛況でした。日本大学麻酔科教授の小川節郎先生による特別講演「日常診療でよく診る疼痛について」がありました。
主に末梢性神経障害性疼痛についてのお話でした。具体的には、帯状疱疹の治癒後も痛みが長く続く「帯状疱疹後神経痛」、糖尿病の合併症であり、高血糖の状態が続くことが原因で起こる「糖尿病性神経障害に伴う痛み・しびれ」、坐骨神経が傷つくことで起こる「坐骨神経痛」、顔面に強い痛みを感じる「三叉神経痛」、手足のしびれや痛みが長く続く「神経根圧迫による慢性疼痛」などがあります。また、末梢性神経障害性疼痛と侵害受容性疼痛の要素を併せ持つような痛みとして、腰痛の症状が長く続く「慢性腰痛」、首から肩、腕や手指に痛みやしびれなどの症状があらわれる「頸肩腕症候群」・「手根管症候群」、がんに関連する痛みである「がん性疼痛」などがあります。
治療は、薬物療法、神経ブロック、理学療法、外科的療法などを組み合わせて行います。
印象的だったのは、癌の術後疼痛のコントロールが良好な場合、そうでない場合と比較し、術後の悪性腫瘍の再発を有意に抑制することができた、とのお話でした。なので術後の硬膜外ブロックなどの疼痛管理は重要とのこと。痛みを我慢していいことは何もないようです。
専門外の先生のお話は、何を聞いても新鮮で勉強になります。日常診療で患者さんから痛みの訴えがあった場合、適切な医療機関に紹介するに当たり、こうした知識は必要だと考えます。

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