2017-10-30

島原観光

先週末、熊本に行った折、台風の影響であいにく雨が降っていましたが、ちょっと足を延ばして対岸の長崎県島原市まで行ってきました。
熊本港から島原外港まで、高速フェリー・オーシャンアロー号でわずか30分です。往復乗船券は1,900円、スペシャルシートは+400円です。安い、早い、快適でした。
普通席でも豪華な客室でしたが、スペシャルシートに座りました。
島原外港からは、ローカル線島原鉄道のワンマンカーに乗りました。
島原の乱で有名ですが、歴史とロマン溢れるひなびた城下町です。まずは島原城に行きました。
往時の衣装を着た方々が出迎えてくれました。
竹笛を奏でるイケメンの若武者?実は女性です。
城の中にキリシタン史料館があり、天草四郎肖像画やキリシタンへの凄惨な弾圧の記録が展示されていました。
次いで武家屋敷を訪れました。当時の生活用水と街並みが保存されており風情があります。精巧な蝋人形がリアルです。
次いで湧水めぐりです。鯉の泳ぐまちです。
湧水庭園・四明荘です。庭園の美しさに心を奪われます。静寂なまったりできる空間です。一服のお茶も頂き、ほっと一息つきました。
しまばら湧水館です。レトロな家の作りに心が和みます。
雨が降る中傘をさしての一人歩きでしたが、趣きがあり「いとをかし」でした。私は小さな田舎の城下町歩きは好きです。
島原滞在はわずか3時間。再びフェリーに乗り、大都会・熊本に戻り学会会場に向かいました。
そして昨日午後には、台風を追い駆けるように空路東京に戻りました。飛行中、機体は上下に激しく揺れましたが、無事帰ることができました。
今日は通常通りに診療し日常が戻りましたが、島原に行ったのは一昨日のこととは思えず、遠い昔のことのように思えるのが不思議です。

熊本での学会

先週末から昨日まで、熊本での皮膚科学会西部支部の学会に行って参りました。九州には何度か行っていますが、熊本は初めてでした。
今回私は強皮症、硬化性委縮性苔癬、好酸球性筋膜炎の3疾患にフォーカスして勉強しました。
出発前に、タブレットに皮膚科学会雑誌のガイドラインをダウンロードして電子書籍で閲覧できるようにしておきました。学会中もタブレットを開いて読みながら聴講しましたので、理解しやすかったです。
(空港ラウンジでも電子書籍で学会誌を読みました。老眼にムチ打って勉強する者にとってタブレットは救世主です。)
印象的だったのは・・・

1、強皮症の手足皮膚潰瘍の予防にボセンタンが有効である。
全身性強皮症に伴う手指先端や足の踵は難治です。血管障害が原因で、晩秋から冬に再発しやすいです。私のところでも何人かの患者さんを治療しています。一般的にはプロスタグランディン製剤の内服や外用、潰瘍にはフィブラストスプレーを併用します。肺高血圧症の薬剤であったボセンタンが「全身性強皮症における手指潰瘍の発症抑制」で承認されました。既に発症した潰瘍に対しての単独効果は期待できないようですが、併用薬の効果を高める修飾作用があるそうです。過去に潰瘍の既往がある症例に、再発予防のための投与は有効です。
これから寒くなると、膠原病の患者さんの皮膚潰瘍は再発しやすいです。ボセンタン、試してみます。

2、硬化性委縮性苔癬
成人女性の外陰部に好発し、診断は比較的容易です。小児例や男性例もあります。治療はやはり、storongestかvery storongのステロイド軟膏外用、次いでタクロリムス軟膏外用、悪性腫瘍や尿道口狭窄例には外科的手術が必要です。先生方も治療に難渋されているようでした。
私はCO2フラクショナルレーザーを試みています。

3、好酸球性筋膜炎
四肢の対称性の板状硬化で、皮膚生検で筋膜の肥厚と好酸球浸潤を認めます。全身性強皮症を除外します。限局性強皮症、自己免疫性疾患、血液系悪性腫瘍を合併することがあります。治療はステロイドの全身投与ですが、寛解後に治療を中止することは難しいようです。

懇親会では、熊本城にちなんだイケメンの戦国武将隊によるパフォーマンス、美人ヴァイオリニストによる演奏が披露され、会場は大いに盛り上がりました。
熊本はまだまだ、復興途上にあります。熊本城も復興工事中で立ち入り禁止でした。学会会場も予定していた会館の天井が地震で崩落したため、別の2会場に分けての開催でした。襖と畳の和室に養生シートを敷き詰め、テーブルと椅子を配置して講演会場が設営されていました。
1日も早い復興を願ってやみません。

2017-10-26

27日~29日の診療について

秋は学会シーズンです。講演会も多いです。
今週末は熊本での学会に参加する予定ですので、27日(金)午後~29日(日)まで休診にさせて頂きます。
明日27日午前中は、通常通り12:00まで診療いたします。いつものように最後の患者さんが終了次第、閉めさせて頂きますので、オンラインで順番を取られた方も早目にお越しください。
30日(月)以降は通常通りに診療いたします。

今夜も今から、東葛地区皮膚臨床懇話会があります。講演の内容は、性ホルモンと心の繋がり、さらに更年期における皮膚症状、ストレス負荷による生殖機能低下とアトピー性皮膚炎の関連等で、大変興味があります。
では勉強に行って参ります。

2017-10-25

若創りメイク

今日は、「大人」のための若創りメイクのレッスンを初めて受けました。
私は、化粧の仕方をプロから教えてもらったことはありません。普段はノーメイクです。下地やファウンデーションを付けるのはダンスの発表会くらいで、仕事の時も眉、マスカラ、色付きリップクリームだけです。ブログに載っている写真もほぼそうです。
「大人」になると、骨格、筋肉、皮下組織、真皮、表皮すべてが若いときとは違って、顔貌が変化します。当然、メイクの仕方も変える必要があります。
今日は、「大人」が陥りやすいメイクの注意点やコツを教えて頂きました。目指すのは、清潔な若さと美しさです。

講師の先生の指導の元、予め用意されたメイク道具を指示通りの順番で使い、2時間かけて自分でメイクしました。コットンパフ、指、大小のブラシ、チップなどの道具の使い分け、チークの位置、眉とアイラインの描き方など、大変に勉強になりました。
これで完成です。自撮りしました。
講師の先生はホワイトボードを使って丁寧に解説してくださいました。
「大人」にとってメイクは、塗り絵と同様に認知症の予防効果もあるらしいです。機会があれば、今回学んだメイクのフルコースを復習してみます。
「大人」の学びには復習が必須です。すべてにおいて・・・。

2017-10-21

22日の診療

10月と思えない記録的な寒さと雨の日が続きます。台風も迫っているようですね。
さて、明日の日曜日の診療は通常よりも1時間早めに受付を終了いたします。
オンラインは10時まで、窓口受付は11時までです。悪天候のため空いていると予想され、おそらく11時には終了するかと思います。
最後の患者さんの診療が終わり次第、閉めさせて頂きますので、オンラインで順番を取られた方も早めにお越しください。


2017-10-20

信濃町臨床皮膚懇話会2017

昨夜は信濃町の明治記念館で、第3回信濃町臨床皮膚懇話会がありました。2年前から慶應大学皮膚科が病診連携のために開始し、私は初回からずっと参加させて頂いています。毎回慶應大学の専任講師の先生方が講演され、クオリティの高い内容で大変に有益です。先生方は大変よく勉強されています。私は毎回、聴講の後は文献を読んで更に復習することにしています。
印象的だったのは・・・

1、「糖尿病治療薬であるDPP-4(Dipeptidyl Peptidase-4)阻害薬の副作用で水疱性類天疱瘡を発症することがある。」
薬剤名では、ジャヌビア、グラクティブ、エクア、ネシーナ、トラゼンタ、テネリア、スイニーです。糖尿病の患者さんで飲んでいる方は多いです。原因薬剤を中止しなければ、いくら治療しても水疱性類天疱瘡は治りません。
多くの症例では、DPP-4 阻害薬内服中止後10日前後で水疱性類天疱瘡が軽快しますが、一方では内服中止後数カ月以上経過してから軽快する症例も散見されます。
日本皮膚科学会雑誌第127巻第7号(平成29年6月20日発行)の「類天疱瘡(後天性表皮水疱症を含む)診療ガイドライン」にもその記載があります。
また難治の症例にプレドニゾロンとリツキシマブ(抗CD20抗体)との併用療法が紹介されました。
次々にガイドラインが作られるので、知識のアップデートが忙しいです。

2、爪乾癬について
「爪母に異常があるための爪甲点状陥凹タイプと、爪床に異常があるための爪甲剥離・角化タイプの2つの臨床型がある。
治療としては生物学的製剤がもちろん有効ではあるが、ステロイドや配合剤の外用療法も侮れない。爪甲表面に塗るのではなく、ターゲットの爪母や爪床に塗る必要がある。」
他に、爪外来では巻き爪や陥入爪の治療も積極的にされているようでした。爪外来受診希望の患者さんは水曜の午前中に一度初診で受診してから、後日の水曜日午後の専門外来に予約が入るそうです。しっかり宣伝もされていました。

講演後は明治記念館の美味しい料理を頂きながら、懇意の先生方と情報交換しました。
今年は慶応医学部創立100周年を迎えたそうです。新病棟も建設中で、その完成図が紹介されました。内装も斬新で素敵です。ご発展を祈ります。
(もし私が患者だったら、ここの病院に入院したいと思いました。)

2017-10-15

開院15周年

今日で開院15周年を迎えました。
当時は私は42歳、娘たちは小学6年生と3年生でした。当時は子供たちが下校後、夕方からの塾に送り出したいと思い、診療も13時までで終わりにしていました。
あれから15年。今や長女は大学を卒業し医師3年目、次女は医学部6年生になりました。そして私は、2年後には還暦を迎える年齢になりました。
本当に年月が経つのは早過ぎます・・・。

患者さん、スタッフ、会社関係の方々、本当にお世話になりました。心より感謝申し上げます。皆様方に支えられて、今日のこやの皮フ科と私があります。
これからも、晴れの日も雨の日もあるでしょう。今後も何卒よろしくお願い申し上げます。

私は大海原を航海している船長の心境です。船長(院長)は、波濤が押し寄せても的確に舵取りをする責務があります。
最近の私は年齢と経験を重ねたためか、少々のことでは動じなくなりました。波濤を楽しむ余裕すら出てきました。
波乱万丈、いとをかし・・・。

私には多くの趣味がありますが、最も楽しいのは、今の仕事です。本当に幸せなことです。
さてさて明日は何が待ち受けているのやら、ワクワクします。